【ネタバレあり】銀座ネオンパラダイスのレビューと感想（2ページ目）

BLの時代物(？)作品を初めて読みました。
幼なじみで想い合いながらも、時代に翻弄される...
切ないけれど、お互いの秘めた想いを丁寧に描かれていて、とても引き込まれました。
脇役の人々も、魅力的な人たちでした。

個人的に戦時中の話はあまり好きじゃないんですが、この作品はストーリーにハマっていっきに読んでしまいました。
真面目な受けがずっと帰ってくるのを待っていたことを想うと、胸が痛い。

最高でした！

絵が雑かなーと思ったのは初めだけで、話が進むうちに引き込まれていきました。鷹彦はかなり遊び人だけど、葵を思う気持ちは真っ直ぐで、嫉妬しちゃうとこなんてかわいいくらい。葵もなぜか色気があって放っておけない気持ちが分かる。
ハッピーエンドで本当に良かった。エッチシーンもしっかりエロくて良かったです。

終戦後の時代のお話を読んだのは初めてでしたが、いいですね。この時代の男性や女性たち、生き生きしていて魅力的です。長い間帰ってこない生死もわからない人を待つ感情やそこからの新しい自分をお互いを思いやりながら生きる2人がとてもいいです。上司は紳士ですね。少し心配しましたが笑いい上司でよかった。

作者さん買いです。切ないような、愛おしい作品でした。
女遊びしたりしているのに、それでもおもいつづける。。。多分、女遊びも同性が好きなことのカモフラージュだったんだろうなと。

ロマン

現代の設定ないところが、大人の色気がありかつ新鮮でした。
実直真面目な青年と銀座老舗呉服屋のボンボンという設定も粋！戦後のお話ですが暗さはなく、明るく前向きで活力があるストーリーです。切なさや愛おしさ、二人を取り囲む周りの感情も丁寧に描かれていて、さすがウノハナ先生と思わせて下さる作品でした。

思わず涙が、

戦時中にあったであろう時代情景を感じる1冊です。
赤紙が来たシーンと最後の舞台のシーンは正直涙が止まりませんでした。

戦後の日本が舞台です。
混乱の時期の中の二人、すごい切なかったです。攻めの気持ちも、受けの気持ちも切なくて…。

最後はハッピーエンドになりましたが、ハラハラしてしょうがなかったです。

こんな時代物も描けるんだ…

作者さん買いです。
こういう時代物も描けるんですね、すごくせつなくて良かったです。
時代の描写もリアルで、戦前は座布団二つに追って敷いてたのが、戦後はちゃんと枕になってたり笑

時代設定が戦後という重さに、大好きな作家さんですが、二の足踏んでいました。でも悲愴感だけでなく希望の兆しも感じられて、ハッピーエンドです。それにしても、ああ、あの戦争で引き裂かれた数えきれない悲恋の中には同性だって、とあらためて感慨深く。
銀座老舗のドラ息子鷹彦、子供のころから一緒に育った優等生で使用人の息子葵。バカはっかりしてもいつも最後にはもどってくるんだから、今度だって…。せつなかったなあ。