鉄鍋のジャン!
- タップ
- スクロール
あらすじ
”万人が認め、中華料理店の頂点に立つ、銀座「五番町飯店」。そこに傲慢にしながらも超一流の料理の腕を持つ少年が現れた!彼の名は 秋山 醤(ジャン)16歳。中華の覇王と異名をとる伝説の料理人の孫であり、料理は””勝負””と言い放つ!!「五番町飯店」の見習いとして働き始めた醤は、最上の舌を持つ料理評論家・大谷の舌をうならせることはできるのか!?”
入荷お知らせ設定
?機能について入荷お知らせをONにした作品の続話/作家の新着入荷をお知らせする便利な機能です。ご利用にはログインが必要です。
みんなのレビュー
-
料理漫画界の異端児
主人公が悪漢である、という漫画は、特別に珍しくもない。
しかし、それが料理漫画となると話は別だ。
料理漫画の主人公は、料理を美味しく食べてもらいたい、純粋・素朴・爽やか系のキャラが普通だ、というか、そうであるべきだろ。
審査員にマジック_マッシュルームを食べさせて幻覚を見せ、謀略によって対戦相手を陥れ、「料理は勝負だ!勝てばいいんだよ!」などと叫ぶ山猿のような面構えの悪漢が主役を張る料理漫画なんて、そうそうあるはずがない。
何が凄いって、この漫画には、五番町霧子と小此木タカオがいることだ。
名門料理店の志高き跡継ぎと、料理は素人だが好感度は抜群の好青年。
普通の料理漫画なら、この二人のどちらかを主人公にする。
しかし、その二人を蹴散らして、秋山醤(ジャン)、なのである。
何だよそのチョイス。
しかし、秋山醤、この異端児が、たまらなく魅力的である。
それはもちろん、彼が作る料理の抜群のインパクトも理由ではある。
羊の脳味噌を使った茶碗蒸しだの、鳩の血の卵だの、読んだのは十年以上も前なのに、醤が「魔法」とうそぶいた料理の数々は、今でも鮮明に思い出せる。
ちなみに、この漫画の料理には、突飛ではあるが、決して出鱈目ではない、と思わせる説得力があり、その点もポイントが高い。
また、脇役がパリッと立っていることも大きい。
前述の霧子や小此木もあるが、凄まじいのは蟇目檀や五行道士といった悪役の造形で、彼らの存在によって、醤がきちんとヒーローになれている部分は大きい。
毒をもって毒を制す。
そして、賢明な読者であれば、気づく。
どれほど口と態度と性格が悪くても、醤もまた、料理を愛しているのだ、ということに。
ただ、例えば霧子とは、その愛し方が違うだけなのだ。
例えば素行と発言は最悪でも、リアム・ギャラガーが、確かに音楽を愛していたように。
料理漫画としては完全に異端だが、私は、最も好きな料理漫画である。by roka- 3
-
4.0
料理は勝負
「料理勝負」をするタイプの料理漫画です。
この作品の特徴は「主人公が悪者」だということで、勝つためには手段を選びません(まあ、敵も悪いやつ多いですけども)。
あくまで「料理勝負」に拘る漫画で、食べてみたくなる料理や、思わず作ってみたくなる料理は出ません。
勝負のテンションの高さを楽しむ漫画です。
アクの強い絵とキャラクターで好き嫌いがハッキリしそうな内容ですが、私は好きです。
by サワドゴ- 2
-
5.0
面白い!
懐かしい!兄から借りて子供の頃夢中で読んでました!でも、ジャンて16歳の設定だったことを大人になってから知りました。いや、忘れてただけかな…とにかく懐かしい。
by ぺろんが- 0
-
4.0
料理漫画の中でも特に勝負というところに重きを置いた漫画ですね。
主人公が従来の漫画なら悪役になりそうな性格と顔つきですが、努力家で料理への情熱は誰にも負けないので応援したくもなります。by 金無し職無し前向き- 0
-
5.0
炎の描き方から、中華料理店の熱気が強く伝わってくるような気がしました。個人的に、オーナーがいい味出しててツボです。
by 存在と時間- 0
同じ作家の作品
Loading
関連する作品
Loading
みんなが読んでるおすすめコミック
最近チェックした作品
>Loading
5.0