[小説]手錠
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あらすじ
救急外科医の松浦は、突然男に攫われる。その男・祐司に連れて行かれた廃ビルの一室には、彼が忠誠を誓う兄貴分の毛利が撃たれて横たわっていた。脅されるままに処置を施した松浦だったが、解放されず、祐司と手錠で繋がれてしまう。繋がれたまま食事をし、風呂に入って眠る――やがて、常に繋がれたその異常な関係を異常と思わない、奇妙な熱がふたりの間に生まれていき……。
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みんなのレビュー
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おもしろかったです。
物語の設定も主人公達の設定も良かったです。すごく凝っているものでもないのですが、描写もお上手ですし、とてもキュンキュンとさせていただきました。
登場人物は少なめです。なのでややこしい感じがないので読みやすく、主人公達の心境の変化に重点がありますので、「手錠」というタイトル的に楽しめると思います。
タイトルと紹介文でピンときた方にはぜひおすすめです。
私は読んで良かったです(^^)by あみたん55- 0
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3.0
男の世界ですね。
主人公の男性は救命医で、仕事に忙殺されてる人です。まぁ子供の頃病弱で長生き出来ないと言われ、運良く問題なく大人になり仕事に生きている感じなんですが、自分の幸せとか、そう言う事に無頓着で、ある意味寂しい人ですね💧
そんな中、もう一人の主人公と言える男性に連れ去られてしまいます。
理由は極道のいざこざで、重傷を負った兄貴分の為に医師である主人公をさらった訳です。
簡単に病院に行けないと言う事なんですが、廃墟に身を隠していて、そこで脅されてその兄貴分の治療をする事になります。
医師である主人公はとても、純粋で好感が持てます。
弟分である男性も、少しずつ医師に心を開きお互いに生い立ちが複雑な事もあってか、愛し合う様になり…。
途中、あんなに治療から何から尽くしている医師の男性に対して、兄貴分態度に腹が立ちましたが、この人も心の深い所で色んな物を抱えてるんだろうなと思いました。
後半、事情を知りすぎた医師を亡き者にしようとしますが、弟分が身を挺して庇い逃げます。
兄貴分も本気ではなかった事が分かり、最後交わした杯が割られて送られて来ます。
永遠の縁切りですね。
愛情を受けられず、愛情がよく分からなかった2人がこれから穏やかに暮らして行けたらいいなと思いました。
全体的な感想は面白くなかったと言う訳ではないのですが、もう一つと言う感じですね。
好みの問題かも。😅by やちのまる- 0
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5.0