【ネタバレあり】くちづけまでの四十九日のレビューと感想

泣きそうになります

結構序盤からコジローの正体が分かってしまうので、2人の関係が盛り上がると同時に寂しい気持ちも増えてきて、読んでいて辛いストーリーでした。
それにしても、恋愛対象にしていいものなのか？最後まで疑問が残りました。

寿命が近くなったクロネコが、人間に化けて、いつもかわいがってくれてた男の子に会いにいき、人間として結ばれて、という話です。この作家さんの作品は、どれも切ない。。。

表紙とタイトルに惹かれて

表紙とタイトルに惹かれて読みました。ただのＢＬじゃありません。物語です。1話から衝撃的な展開で一気にひきこまれました。涙なしには見られない。

コジロー

僕が歩くから来ました。親との確執があり生活が荒れ果てた高校生、飼い猫がいなくなり友人から告白されて最後は明るい未来が見えてよかった。

三上がんばっとるわーー　　以外とくに。。。
デジタルタトゥーとか　集団れ✖️✖️とか
どーーにも苦手で。。

「僕が歩く君の・・・」で作家さんが気になり、読みました。両想いなのにお互いの想いを隠して焦ったい感じで、ストーリーもボリュームがある「僕が歩く・・」は、いつまでもくっ付かないんじゃないかとさえ思う程だったので、まさかのいきなり⁈って感じで、私的には期待してたのと違いました。

不思議、切ない、あたたかい、苦しい…
色々な感情が読み進めるごとに沸いてきます。
暴力的なシーンもあるので途中挫折しそうになったのですが、ラストに切なくもあたたかい気持ちになって、うん、そういうことだったんだよねと納得して最後まで読んで良かったなと思えました。
この作者さま特有のただのBLでは終わらない不思議な世界観に浸れます。

飼い猫のコジローが人間の姿になって、ご主人さまを助けにきたのか？好きだと伝えたかったのか？もっとそばに居たいと言いたかったのか…

めちゃくちゃ儚くて良い話でした。
読んでた時は、え？まさか？猫が…って思ったけど、心がキューとなる素敵な話でした。

『僕が歩く君の軌跡』からこちらの作品を知りました。
感情が揺さぶられるBLって、そんなにないんじゃないかな。
とても素敵な作品でした。
同じ目線で話したいという気持ちがスッと胸に刺さったし共感しました。
BL作品は決まった作者さんか好みに合わないと読めないのですが、こちらの作者さんは本で手元に欲しいぐらいです。