みんなのレビューと感想「それでも、やさしい恋をする」（ネタバレ非表示）

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何気ない生活の中で、出会った２人の物語。
サックスの相手は一夜限りと割り切っているゲイでリーマンの出口と、普通に彼女もいるノンケの小野田。普通に知り合って、普通に友人として付き合って、でもそんな普通の関係を続けながら、出口は小野田のことを3年間もずっと思い続けてきた。そんな関係に我慢出来なくなった出口が告白して、最初戸惑っていた小野田も気持ちにも変化が現れ、徐々に徐々に変わっていく・・ゆっくりと相手がまだ一番大事だと確信に変わるまで。そんなゆっくりとした生活の中での2人の物語がとてもピュアな物に見えて、とてもこころ惹かれました。誰かを好きになるって、いいなぁと純粋な恋に感動できる作品です。

タイトルに魅かれて

読み始めたら、画も優しい。ストーリー展開も分かり易い。続き読みたい。
ちょっと内容と関係ないかもしれないけど、ゲイやレズビアンのラブはいまだに市民権がないのか、今の日本では～、とBL漫画に親しんで一年経つ私は残念でたまりません。はやく日本社会でLGBTの人たちが気兼ねせず自然な恋ができる国になってほしいもんだと心から願います。BL漫画はその環境づくりに貢献しているので優れたBL漫画作品がたくさんできたらいいな、と。

時系列…！

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“どうしてもー”のスピンオフ作品です。
嶋の前職の同僚の出口(受)と今の職場の上司の小野田(攻)が友人を介して知り合います。
出口は最初から小野田のことが気になってますが、小野田がノンケなので3年ほど気持ちを隠して友人関係を続けます。
ノンケだからと諦めてた小野田が彼女と別れて次に好きになったのは嶋で、それならと出口は少しずつ距離を縮めようとするが。。。
小野田の天然ぶりも笑えますが、出口の心情とか表情とか後半になるにつれ段々と可愛く見えてきます。(小野田目線？笑)
“どうしてもー”の世界観や時系列が上手い具合に交錯してて、あの時のはこうだったのか…とか2作品併せて読むとより楽しめると思います。
嶋はちょこちょこ出てきますが、最後に外川も出てきていいです！
ダブルデートもっと見たかったです笑

切なく良かった

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ノンケを好きになってしまう切ないスタートのお話。
ダメだとわかってたのに好きになっちゃって。３年も思い続けて諦めようとするも、すがるように諦めきれず。
もちろん最後はラブラブになりますが。
でもラブラブになっても 元々がノンケだと色んな不安もあって。
だからこその純愛。
BLならではの切なさとラブラブっぷりがあって良かったです。
もうちょっとお話が長いと嬉しいので星は4にしました。

日常の風景って感じのお話

ヨネダコウ先生には商業に移られる前からお世話になってきましたが(笑)
商業に移られてからも、ハズレ作品がなくてほんとにすごい。
このお話も、今日もどこかの電車の中ではこんな事が起こってるかもしれないなって思わせる様な、ありふれた世界の中でのできごとです。でもきちんと人間味あふれるキャラがいて、葛藤やらトラウマやら色々ありながらも関係を築いていってくれる、そんなお話です。

相手のことを一番に考える恋は優しいのかね

それが相手にバレた時とか、そうさせてしまった事に相手が傷付いたりして逆に拗れそうだけど…優しいと思っているのは自分だけじゃないかな。でもきっとそんなことは些細なことでも自分にとっては重要で、でもそういうモノほど包み隠さず話してみれば頭で考えるより簡単に解決したりするんだよね。…そんなエゴも含めた優しい物語でした。切ないの大好物！時々読み返しては、いいなぁっと相思相愛の二人に対して羨ましいと感じてます。

食わず？読まず嫌い

BLものって ほんと 嫌で 興味もなかったし まして 読みたいなんて 全く思わなかったけど タイトルみて 「うんっ？」ってちょっと惹かれて 無料の1話だけ…と思って読んでみたら 思わず 引き込まれ 完読しちゃいましたっ！ 思ってたより 凄く ピュアな 登場人物の心理描写で 共感できたりなんかして…
タイトルといい 作者さんの 力量に あっぱれですっ
BL嫌い 克服かもっ⁈
本編のスピンオフみたいなので 本編も 読んでみたいと 思います思います😉

恋愛

「どうしても触れたくない」を先に読んでいました。
なので、嶋さんの下りが分かりやすかったです。
良ければ先にそっちを読んでから、をオススメします。

こちらの作者さんの描くストーリーは切ないけれど、最後に良い形で報われるので読んでて潔いです。

嶋さんと外川さんのその後も見れて良かったです。出口さんの片思いはリアルなのかなぁ、と思い知らされました。何年も思い続けるって案外ありますよね。
それを無理なく、物語として成り立ってるのがすごいところかと思います。

是非、他の作品も読んでほしい作品です。

スピンオフ

どうしても触れたくないのスピンオフ作品となっていました為、本編を読んでからの方が後半の時間軸や心の関係性がわかりやすいかと思います。

日常の傍らにあるような恋心とソレを隠そうとする大人がとても切ない気持ちになります。登場人物が「あ、いる、会社にこういう人……」と言うようなありふれた感じもまた最高でした。

他の作品も読んでみたいです。

作者好きです

ヨネダコウさんの作品は切なさがぐっと押し寄せてきます。前作の「どうしても触れたくない」ではまりました。その時に小野田さんの脇役だけどとっても良い味だしてるなくてはならない雰囲気がとても好きでした。今回、小野田さんが主役の作品がみれて大満足です。切なさが怒濤のように押し寄せてきて、心臓がぎゅっとなってからのハッピーエンド、最高です。