【ネタバレあり】書生 葛木信二郎の日常-黒髭荘奇譚-のレビューと感想（5ページ目）

楽しそうな妖怪ワールド

舞台は東京なのに、周りから取り残されたようなお屋敷が舞台。妖怪が下宿してるなんて楽しそう！ちまちゃんも五十嵐さんも天邪鬼も本当にいい奴。いろんな問題が起きるけどいい感じに収まるお話。

物の怪が見える主人公と、周りにいる物の怪達が協力して、悪い物の怪による問題や精神を病んでしまった人、悪いことを考えている人達との問題を解決していきます。地味ですが面白いです。

物書きになる夢を持って上京した主人公。
祖母のツテで越してきた宿は、自分以外は人外の住人。主人公と住人やそれにまつわる妖しとの日常と非日常!
話もグロすぎず、軽すぎず見やすい絵柄も読みやすいです。

妖怪と同居してみたい！(笑)

妖怪と一つ屋根の下で生活と聞くとギョッとするかもしれませんが、この漫画に出てくるキャラでしたら、ぜひ一緒に住みたい！！とてもユニークなキャラが多くて退屈しなさそうです(笑)

妖怪物、面白い

時代物、妖怪物。まず時代背景が大正時代っぽくて気に入りました。
異世界の者を感じたり、見えたりする男の子が主人公が、自分は無能だと思っていたが、妖怪が分かる能力が人の役に立てる事に気付き、自信を取り戻していく様が面白い。

好きな人は好きな世界観。

大正時代、西欧化が進みながらも、まだどこかに日本的な古さが残る時代、妖怪の存在が信じられているような時代、妖怪が見える書生の帝都東京でのアパート暮らし。

可愛らしい管理人さんと不思議な住人たちとの生活。のほほんとしながらも、妖怪による不思議がちらほら。

好きな人は好きだろうなぁ。
のほほん、としたい人も、良いかも。
妖怪に抵抗がなければ、おすすめします。

私は好きな世界です。
気ままに読みたいと思います。

主人公がいい

最初から妖怪が出てきて、ついていけないかもと思いましたが、主人公の優しい感じがよく分かって続きを読んでいます。こんな物腰の柔らかい、優しい人に会いたい(笑)

登場人物のみんなが優しく、温かく、ほろっとするストーリーです。１話完結で進みながらも前後とのつながりがしっかりとしているので、話に入り込んでいきました。

笑える要素あり

話の内容が、それぞれのストーリーがしっかりと完結しているため、読んでスッキリ面白い！と言えます。尋ちゃんが化け狸という設定も可愛いですね！

1話完結でサッパリとしてて、コミカルな表面にも奥深い人間模様があるのがついつい興味を引かれてしまうツボです。

小さな同居人達がどれもかわいい、と思ってしまうのは私だけでしょうか？