【ネタバレあり】姉の結婚のレビューと感想（3ページ目）

後半、怒涛の伏線回収に感動

大昔に全部読んだのですが、こちらで無料分と、最後の20話を課金して再読。
いやぁ、やはり良かった。
マンガだからこそ、かもしれませんが、マンガから得られる倫理観や勇気、そして希望は大きいです。

この作品に限って言えば、ヨリより若い頃に完読していましたが、ヨリより年齢を上回り今回一部再読。
感じ方は実際変わりました。（途中すっ飛ばしてるせいもある）
今回はじめて以下のように考えました。

真木先生の尋常ではない執着に見える愛。
真木先生は、常にいつでもヨリのことを調べ上げているはずで、それはヨリがどんな不毛な恋愛を経験してきたか、にも及ぶ。
ヨリの一番の問題「自分を愛せない、男を信用できない」は生い立ちにも由来し根深い問題だと知っていた。
それを治療するために、そして自らの初恋の人と共に愛し合うために、精神科医のスキルを使った。

泣いた

全然こんな同級生いないしこんなに誰かに思われてもないんですけど、主人公にめちゃくちゃ共感しました。結婚てなんだろ、愛って？誰か他人に自分の時間を費やすパワーもないような、もう愛だの恋だので泣くような歳でもなくなり…。
だけどやっぱり心を動かされるのは人なんですよね、傷ついたりあきらめたり欲したり、いくつになっても形を変えて繰り返すんでしょうか。
なんだかすごく切なくて後半泣きながら読みました…。

期待以上でした。

作者の別の作品が理解できず、読むのをやめてしまったので、この作品も期待しないで無料分を読み始めました。
最初、主人公ヨリをしつこく追いかける真木が気持ち悪くもありましたが、途中何人か彼にちょっかいを出してくる女性達をことごとく袖にするところが、ブレてなくて、好きです。
ヨリは悩むし、ブレるし、揺れるしで、イライラしましたが、あの年代の女性にしかわからない揺れ感だと思います。
最後まで読んで、ようやく「よかったぁ」のラストでした。
舞台と思われる街に住んでいたので、背景の絵を懐かしく読ませて貰いました。

ヨリさん

愛すること、愛されることが怖いヨリさんの気持ちがなんだかすごく良く分かります。真木のヨリさんに対する思いは一部分危ない奴（笑）という所もありますが、彼もまた色々傷付き苦しんで、そんな中でもヨリさんへの気持ちを断ち切れず貫く姿も素敵で切ない…でも真木のように一途に思われてみたい気持ちもあります。
好き嫌い・愛だの恋だのだけでは結婚というものは出来ないと思いながらも、なりふり構わず愛に向かっていきたいという気持ちの葛藤もすごく共感しました。

親って…

最後に父親と話し合ったことがなかったと話すヨリさんの気持ちがとても切ない。結婚や異性に対する深い所にある原因が、両親を見ていた子供の時の自分と父親からの愛情を受けていないと感じながら育ってきたことだと自覚する。そんなヨリさんにはもう幸せになってほしいの一言です。
このお話しって、いろんな人の立場からいろんな角度で何度でも読めてしまう。主人公の2人は当然、父母、妹などの立場。片思い、不倫、結婚、仕事などの角度。1度だけでなく何度も読み返してみたくなります。

ああ、なんて…！

美しいお話し…！！

ただただ圧巻です…！！！

本当はシンプルな一途な純愛なのに、年月と共になぜか入り組んで迷宮入りしてしまった大人の恋…。

これが若き日の恋心だけでで終わらずに、色々なものが絡み付いて来ながらも愛し合うための道を模索して、ついに一気にほどけた…❗️かと、おもいきや、さらにどんでん返しでウルトラCの着地❗️❗️
みたいな、すごい緻密に構築されたドラマでした✨✨✨✨

主人公の心の移り変わりや成長していく様や家族との心情描写もとても丁寧で、一人一人の心を丁寧に描き出していてすごいなと。

一見淡々と展開していくように見えて、人の心の葛藤や情熱など、けっこうドラマティックに展開していきますが、そこに何やら九州辺りの風光明媚な風景や空気感を絶妙に織り込むことで、えもいわれぬ仕上がりとなっていて大変秀逸だなと思いました✨

しかし、意識の変革はもちろん外見をも変える力があることは知っているけれど、子供の頃あんだけ不細工なポークでチリチリ頭の彼が、あの場合整形とかもなくそこまで変わるんだろうか？😅
という疑問は残るけど、そこは物語ということで…💓

ドロドロな時を越えて、安っぽくないキラキラに辿り着ける、心に響く素敵なお話しでした✨
お薦めです❕

はまりそうでヤバい

マキ先生変態ですね。イケメンでモデルみたいでもてるし、スタイルもセンスも抜群で既婚者なのに、よりさん一筋で好きで好きで、全てをなげうっても追いかけて追いかけて。
不倫なのに純愛の話にしか思えないのは作者さんの技量と独特の世界観と、余韻が残る叙情的な表現力、言葉の間にあると思います。全て置いといて
シンプルに好きで好きでたまらない一途な愛が全ての壁を取り払い、よりさんの鎧を取り払ったのだと思います。
最後ハッピーエンドで良かったぁ。

苦しいほどの愛

一話読む毎に惹きこまれ気付いたら全話読んでいました。

シンプルに素晴らしい作品でした。愛されること愛すこと、主人公が幸せな終わりで良かった。泣けます。

ふとした会話や間にもストーリーを感じ深みがありますね。

印象的だったのは、好きな人は誰なんですか？と尋ねる女子大生に真木誠さんは一言、ちゃんぽんがうまかった、と答えるシーン。

たった一言。なんですが好きな人が誰か、どれほど想っているのか、何故か解ってしまう。

ここに、一つだけではない愛の描き方が在るという事をひしひしと感じました。

この作品は、女性はきっと痛いほど共感してしまうと思うのでぜひ読んでほしいと思いました！

めんどくせえ！！素晴らしい！！

全話拝読しました。
実は発売当時…10年近く前になりますか。3巻あたりまで読んでいた作品でした。
久々の邂逅は、私も歳をとったこともありとてもしみじみ、深く入り込んで読むことが出来た気がします。
恋愛、愛、性愛、家族、友人、人生、仕事、生きるってめんどくせえ！だが、生まれたからにゃ生きねばならぬ。
めんどくささ含めて素晴らしい作品でした。ありがとうございました。

こちらの作品は…重かった

中盤ぐらいで…好きだけど妻帯者だから別れようとするけれど気持ちは理屈ではなく苦しい

でも友達に好きなままでも、無理に忘れようとしなくてもいいんじゃないって言葉に救われる気持ちがまた切なかった💧

奥さんが離婚に応じてくれるまでも色々あって…やっと、やっと思ったのに最後にすごいラスボスがまた出てきて衝撃💦
え～そんな…事ってある？
この辺りを読んでた時はホントに苦しかった
久々に読み終わってからもずしりと重たい感情が残った作品

最後の最後、島のヨリさんに会いに行ってハッピーエンドだけど、そこまでが長かった分その後の二人をもう少しだけ描いて終わって欲しかったなぁ。