4.0
クールだけど熱い、主人公が魅力的でまず引き込まれます。やはりお話の展開の面白さは秀逸。
設定がしっかりしていて、ちょうどいい現実感があり、スリリングな筋書きが引き立ちます。
ウイルスとか、遺伝子操作とか、すごく勉強されて描かれているんだろうなあ。
今、まさにコロナに振り回されている現実と重なる部分があって余計に面白く読ませてもらっています。
バナナフィッシュが好きな人はきっと気に入る作品だと思います。
- 1
クールだけど熱い、主人公が魅力的でまず引き込まれます。やはりお話の展開の面白さは秀逸。
設定がしっかりしていて、ちょうどいい現実感があり、スリリングな筋書きが引き立ちます。
ウイルスとか、遺伝子操作とか、すごく勉強されて描かれているんだろうなあ。
今、まさにコロナに振り回されている現実と重なる部分があって余計に面白く読ませてもらっています。
バナナフィッシュが好きな人はきっと気に入る作品だと思います。
この漫画を読んだあと、過去に読んだ本の一説を思い出した。
「作者は読者の想像力を奪ってはならない」
まあ、人はバンバン死にますしブッ飛んだ設定ですが、とても緻密に練られたストーリーでした。
ただバナナフィッシュと比べてはならず。不満を言えば3つです。
・ひとつめはセイの顔。
髪の短いときは魅力的だったのが、髪が伸びた頃から寄り目になっててマイルドなカイジ(笑)にしか見えなかった。
それでストーリーがスっと入ってこなくて何度読む手を止めたことか…。
この作者さんの絵柄は輪郭が細長いしアゴもとんがってるから余計にそう見えたのかな。
まあ、このひとつめはどうでもいい。
・ふたつめはルー・メイの存在。
ある意味バトルものの漫画に、お色気要員みたいな「女」は必要ないと私は思ってる。
それほど戦闘力があるとも思えなかったし、唐突にカットインするクロサキとのキスシーンや匂わせのエッチも必要なかったのでは?
さらに許せなかったのが、そのあと舌の根も乾かんうちにセイに迫ったこと。
とんでもない遺伝子を持つセイと、そういう関係になったら、もし妊娠したらどういう事になるか──考えもなしで、ああいう事したんかと少々呆れました。
セイにとってはラッキースケベ的で良かったでしょうが、これが後々の「イブの眠り」に響いてくるようなので(読んでる途中)、次作のためだけにセイとの絡みを入れたのだとしたら作者さんにもYASHAファンにも申し訳ないけど陳腐だと思いました。
・みっつめはシンのゲスト出演。
これはバナナフィッシュファンへのサービス精神だったのかな。でもチラッと出演だけでよかったように感じます。もしくはシンでなくてもよかった。
シンの現在の地位・それまでの社会的事情を説明するのはいいと思う。ただ彼のプライベート事情はいらんかった。
これもまた、さっきのルー・メイが聞かれもせんのにぺらぺら一人語りしたのだ。夢を壊さんでくれ。
──というわけで長々と不満ばっかり書き連ねましたが、最後にもうひとつ言わせて。
連作は「YASHA」「イブの眠り」だけにしてほしかった。
賛否両論あるようですが、バナナフィッシュの「光の庭」はなかった方がいい派です。これ以上、読者の想像力を奪わないでほしい。
bananafishからこれを読んだのはいつの事だったか
両方読むと楽しみが増えるけれど、これ単品でもとてもいいです。
最後は少し意外でしたが。
当時はわからなかった心の機微が、今読んだらもっと理解できるかと思って読みました。
それくらい、吉田先生の作品は深くて美しい。最近の作品は、この路線から離れてしまい、絵柄も変わって悲しい。
作者の吉田秋生さんの名前は知っていましたが、作品は見たことがなく、男性だと思っていました。。
男性との思い込みから、内容がハードボイルドでもさもありなんと。。。
女性だったんですね。。。
皆さんのレビューから面白そうと読み始めました。
人工授精児である主人公の秘密がだんだんと明かされていくので、ついつい読み進んでしまいます。
バナナフィッシュの登場人物が、チラリと出てきますが、全くの別物作品です。
「創られた命」に対する主人公の葛藤が、凄く切ないです。
一番の山場は幼馴染みのお兄さんが亡くなる所と、パンデミック発生の所でしょうか。
この漫画の流れを汲む「イブの娘」もお勧めです。
とても雰囲気のある人物の描き方をする作家さんだなぁと。絵がとりたてて美しいという訳ではないですが、話の内容と其々の人物像の描き方が相まってそう感じるのでしょうか。
大人になってからの方が感じることが多いそうな題材が絡むので、ゆっくり楽しんで読もうと思います。
シャープな感じで、男性がかっこいいんですよね。大昔、終わりのないラブソングって確か、BLなのかな、大好きでした。これはまだちょっと展開がわからないけど、主人公とお友達とそうならないのかな?って期待しながら読んでます。
BANANA FISH の流れで読み始めました。
この作者さんの作品はどうしてこんなに惹かれてしまうんでしょう。
絵柄は苦手な部類なのに、キャラクターもストーリーも魅力的で、引き込まれてしまいます。
どっぷりハマりました。
当時はストーリーについていけないところもありましたが、改めて読むと珍しくもなくなっていることに感心してしまいました。
バナナフィッシュが好きな人にはオススメです。
海街から来た人はちょっとびっくりするかもですね。
気持ちいいくらいに天才な主人公とその呪縛でおもい話しなんだけど、主人公を思う友だちの素直な心にいやされます。きっと、才能とかでついてくる人間関係よりも、素朴なほっとけなさとか友情のほうが、気楽なんですね。