5.0
真琴の妹が、敦司は真琴のことを家政婦としか思っていないというようなことを言う場面があるけど、本当にその通り。家計を管理して、妻を夫がいないと生きていけない存在にすることで無意識にマウントを取っていたんだと思う。家族のため〜と言ってても全部は自分のため。
そんな夫と真琴は離れる勇気がなかったけど、モデルという生き甲斐を見つけて離婚。子供と一緒に生きていく様子は読み応えがある。
モデルとしての体型維持の方法もリアリティがあるし、モデル同士の足の引っ張り合いとか仲間意識が生まれていく様も面白い。読み出したら止まらない、ワクワクする作品。
- 10