3.0
作新内容は面白い
時代もあるのだろうが、とにかく島耕作というこの男。現代の感覚から照らし合わせるとマジでクソ男すぎるところが笑える。
簡単に社内の女子から赴任先の飲み屋のママから上司の愛人まで、ありとあらゆる女性とすぐ肉体関係に持ち込む。家族愛という概念がないのかと思うほど家族は二の次。現代人とのギャップがありすぎて、島耕作をお手本にしてサラリーマンとして出世とか絶対に出来ない。
ある意味時代劇として読む漫画。
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時代もあるのだろうが、とにかく島耕作というこの男。現代の感覚から照らし合わせるとマジでクソ男すぎるところが笑える。
簡単に社内の女子から赴任先の飲み屋のママから上司の愛人まで、ありとあらゆる女性とすぐ肉体関係に持ち込む。家族愛という概念がないのかと思うほど家族は二の次。現代人とのギャップがありすぎて、島耕作をお手本にしてサラリーマンとして出世とか絶対に出来ない。
ある意味時代劇として読む漫画。
弘兼ワールド、初めて読んだ時はもう○十年前、
当時には刺激的だった不倫、耕作は仕事の一つかのようにしてるし、奥さんもしてた。
フィリピンでは 同僚の樫村がホントはゲイで偽装結婚してた。今でこそのジェンダーにも触れている。
先取りしてるのがすごい。
地元ゲリラの襲撃に会い、死ぬ間際に耕作に
「俺を愛してるか?」樫村も嘘でもいいから成就の言葉を聞きたかったのだろう。
それに対し耕作の「愛してるぞ」の言葉
まもなく死ぬ戦友にたむけた言葉に泣けた。
そして、夫の正体が解った妻の「自分の存在は何だったのかしら…」と何故か耕作にダンスをねだって、
踊るシーン。これも泣けたし、
人物の心の描写がすごいと思った。
未だに鮮烈に記憶に残っている。
世代を声で越えて読める名作。
最初に読んでから35年以上になりますが、
当時はここまで会社員の生き様を細かく描いたコミックは多くなかったと記憶しています。
作者の人生経験を元にされたのではないかと思われる人間ドラマが説得力を持って活写されていて引き込まれました。
ちょっと上手くいきすぎでは?と思ったり、
こんなに行く先々でモテまくるなんて?とか思う場面もありましたが、それは作者のエンターテイメント精神なのかなと理解していました。
私は、中沢さんの上司としてのカッコよさや、
人生の浮き沈みを体現する脇役が目に焼き付いて未だに忘れられません。
中沢さんの宴会で率先して裸踊りをしたり、つらい場面でもカカカと笑い飛ばす度量の大きさには
「いつかこういう大人になりたい」と思ったものです。
社会人になってからは、「自分も派閥には属さない」と心き決め生きてきましたが、そう考えると
人生に影響を与えるコミックだったのだと今さらながら思います。
私にとっては、会社員の大河ドラマとして他に類のない作品です。
女性について男性が「こうだったらいいなあ」という夢物語で描かれすぎでそこが☆1つ減点。たしかに島耕作は魅力的だし、いろんな意味でイイ男であることは認める。でもね、女性がみんなああやって彼に抱かれたがってるってのはどうかな?特にひどいのはツアーコンダクターをしてるときに部屋に入ってきた巨体の外人女性さん。はっきり言ってありえないでしょ、彼女にとって島が男性的魅力に満ちてる?まさか。ちょっと女性のことをばかにしてるなあって思いました。それから「明日に向かって撃て」と形容された男2人・女1人の恋人関係(島にとっては愛人?)最後の話のしめくくりにも「はあ?」です。漫画だから、と自分に言い聞かせて読んでますけど(苦笑)ちょっとご都合主義。まあ昭和男の作家先生の人生観(女性観)なのでしょうねえ。その意味で皮肉ではなく勉強になります。女性漫画(ハーレクイン的な)もまさしく女性の夢物語ですからねえ、とここで気づかされたのでした。
かなり好みは別れるかもしれないけれど、私は大好きです。
サラリーマンの皆さんがこんな下半身だらしないとは思いたくないけどもw
話はとても面白いです。
サラリーマンになったことはないから夢物語的な部分も多いかもしれないけれど、現実にあってもおかしくはないと思います。
とりあえず仕事の難しい話になるとよくわからないので、何度読んでもあまり理解できないからなんとなくしかわからないw
30代半ばの女ですが、昔からあるシリーズで本作の存在はもちろん知っていました。すごく人気作だと認識していたので、今回初めて読んで、あまりに“男の夢物語感”が強くてびっくりしました。こんなお話だったのですね。時代の問題なのか、島さん自身の問題なのか、、、妻子ある身でこんなにも平気で色々な女性と関係を持つなんて信じられないと思いました。サラリーマン必読なんていう感想もありますが、正直ここから何を学ぶのか?という気がします。時代錯誤感は否めないですが、こんな世界もあったのか?という気持ちで読み進めています。
高校生の時に読んでました。
当時の私には大人過ぎる世界でしたが、一人一人のキャラクターが魅力的だし、最初の頃は一話完結…という感じだったので読みやすかったです。
段々と壮大な話になっていき、特にフィリピンに赴任した時の資本主義と社会主義の思想の違いをこの漫画で勉強したといっても過言ではない。
耕作が今なら大問題の不倫しまくり、奥さんも不倫してるし、当時は色々衝撃を受けました。
サラリーマンなら絶対に読むべき漫画です。多分絵を見ると課長編が一番最初に描かれたのかなと思います。まだ少し耕作が子供っぽくて、でも真面目で融通が効かなくてまさか頂点まで上り詰めるとは到底思えません。でも愛すべきキャラクターでなぜか女性にモテモテで‥やはり出世するにはもてなきゃだめなとかな、と思いました。
フィリピン編は今までで1番感動したかもしれないです。
樫村の苦悩や島耕作の奔走は本当に切なく感動した。
樫村は今後の初芝を背負う人材であったと思うからこそ、ここで亡くなるのはもったいない、まだまだ今後が楽しみな人材だった、、、
島耕作は帰国後、新部署の課長となり、これからの展開が楽しみである。
昔全巻読みました。だいぶ忘れているので読み返していますがおもしろい。課長になる前から課長になったあとも次から次へと起こる出来事、その中に必ず女性の姿が・・・
現実ではあれほど女性と関わることはないと思いますが、そこはマンガの世界、読み返しても十分楽しめました。