【ネタバレあり】女王の花のレビューと感想（2ページ目）

悲しくて切なくて愛おしい

全話読みました。読み終わったとき、何度も何度も読み返しました。最終話を読んでから、切なくて愛おしくて、も一度読んでしまう名作です。他の胸きゅんモジモジ少女漫画とは全く違います。
主人公亜姫が母の仇をとる復讐劇では終わりません。様々なドラマがあり、序盤から亜姫の境遇の理不尽さと強さ、薄星との唯一無二の絆に涙してしまいます。なんでこんなに理不尽なの？と読者の私が何度も泣きましたが、亜姫は決して負けません。
二人が願うものはそんなに大それたものではないから、せんねんのはな、願いが叶ってどうか幸せになって欲しい。薄星が好きすぎて辛い。
しかしこのように勉強熱心で表現力の高い漫画家さんのおかげで、いろいろな世界を知り、いろいろな感情を知り、人生が豊かになります。感謝したいです。

レビューに納められる簡単なものではない！

が、一言で言うと絶対読むべし！

時代背景は中国の戦国時代っぽい？

人の望みになり自分の望みは何も実らず
自分の礎である人さえ犠牲にし
共に生きることも許されず
全てを剥ぎ取られても尚
敵意や裏切りなどの混沌たる醜い世界で
壊れることさえできず逃げられず
国の為に進み続けなければならない

そんな王たる者の孤独な運命が
リアルに描かれていて読んでいて
ずーーーっと胸が痛かった

薄星という名のごとく
一縷の望みさえ自分のものに出来ない
こんなものが王なのかと

身分が違いすぎる恋で決して
報われないことをわかっていても
お互いを誰よりも好きでいることを
段々選ぶ事が辛くなって行くのに
それでも選び続ける健気さが
尊く泣きました

亜姫と薄星がもし別の時代に
別の場所で産まれていたら…と
この物語に気持ちが入りすぎて
つい考えてしまいました

しかしあれだけリアルな展開だったのに
最後の流れだけちょっとファンタジーで
あれ？って思った部分はありましたが
きっと作者も幸せにしてあげたくて
最後は作品の流れより気持ちが優先し
妥協したのかな？

二人の事を思うがゆえの…と言うことで
納得したいと思います

そしてそれでよかったのかもと思います

ハッピーエンドが好きな私としては
★4.5ですが
作品の評価としては★5でも
足りないくらいでした

とめられなかった

30話無料で読み始め、止まらずに最後まで読んでしまいました。壮大な歴史ロマンであり、切ない苦しい恋の話でした。涙なくしてはみれません。沢山の人が死んでいき、その上に苦しみ悲しみを引き受けながら、立つ立派な王に亜姫は成長していきます。大切な人との幸せと引き換えに。おはなしのクライマックスは、私的にはなっとくのいく、というか、それが唯一の幸せを感じる締め括り方だったんじゃないかと思います。よいお話でした。

切ない女の子の選べない人生

亜姫が色んな人に大事に育てられて、姫としても慕われて、戦に勝ったことは女王様としてはハッピーエンドだったけど、1人の〝おんなのこ〟として薄星を想い続けた結末が悲しすぎて泣きました。
亜姫が今までに散々大切な人を奪われてきたのに、薄星までも命を落とすなんて、涙が止まりませんでした。それがお互いのためだってこと、分かっていても辛い以外の何物でもないです。
最初に読んだだけで引き込まれ、ポイント加算で読破しちゃいました笑

つらい

ラブは少なめの少女漫画。面白かったが、たまに文字が長くめんどくさくなることもあった。正直読んでて辛くなりました。最後がハッピーエンドと思う方もいればそうじゃない人もいるでしょう。私はハッピーじゃないです。ただつらいだけで終わり、読んだ後かなり病みましたね。でも読んで良かったし面白かったし、泣きました感動した。最後がハッピーなら全然良かった。まぁこの流れじゃこの終わり方が最適でしょうね。
正直二度と読めないです。読みたくないです。胸が苦しくなります。

作品が良すぎて何から書いたら良いのか分かりません(笑)
本当に本当に大好きです。
特にクライマックスは夢中で読んで主人公の人生の喜び悲しみを一緒に味わいました。

最後、晴れた日に窓から薄星が現れた時涙が出てきた。亜姫と一緒に長い旅へ、、今度こそ幸せになってねと心から願いました。
こんなに感動する漫画に出会えたのは久しぶりです。
読めたことに感謝します。

無料だけのつもりが…

歴史の物語や史実を題材にしたお話が好きで、無料でちょっとだけ読むつもりが、月初なのに来月のポイントが待ち遠しく感じます。
まだ冒頭だけですが、母親が継母に毒殺され、実父の父王から生まれて来なければ良かったなんて言われてしまうなんて…‼あまりにも悲しすぎます。姫、頑張れっ！
早く続きを読みたいです。
ハマってしまいました。

読み応えはんぱない！

小学館の賞を獲った作品ということで並ならぬ期待で読み始めました。レビューを見ちゃったから切ない展開も覚悟はしてたんだけど……。

実際、巻数で計れるものじゃなくて、本当に内容の濃い、色んな意味でとんでもなく胸を打つ物語でした。きっとどの時代に読んでも色褪せない漫画・物語・キャラクター達。
身近な人たちを失いすぎる、とてもリアリティのある描写で。対する亜姫と薄星の恋の行方は夢のあるシーンが多かったかなあと。

ただ読み終えた今、どうしようもない胸の痛みにに打ちひしがれています。
たしかに亜姫と薄星がほんとの意味で幸せになれる未来は、出逢った瞬間からないに等しい。これが2人にとっての最善のハッピーエンドだったのかも。それでも私は、女王となった亜姫の横に、どういう形であれ、薄星がいてほしかった。

好きな作品は何度も読み返す派なんですけど、これは正直読み返す気にはなれないです。つらすぎます……。だけど、後世に残るとても素敵な作品であることはたしかです。

涙なくして よめません。

主人公は 後宮の 中でも 母親が 弱いため、いじめられて、育ちます。金髪の 男の子と出合い 二人は 素晴らしい 関係を 築き 大人に 育っていくのです。彼女が 女王に なる日が やってきますが、金髪の男の子は 死んでしまいます。愛しあっていた二人は 最後に夢で 旅に 出かけるのです。思い出すだけでも 涙が でてきます。素敵な お話です。絶対に読んでほしい作品です。涙が 止まらない切ない愛の物語です。

余韻で1週間ヨロヨロでした。。

素晴らしい作品。皆魅力的でカッコいい！亜姫も薄星も青徹も旦王子も、光や白でさえ、本当に素敵。でもたくさん泣いた。あの人もこの人も、辛い境遇すぎる！好きな人と結ばれなすぎ！生きてるうちに心から幸せになった登場人物いないような？
終わりももっと少女漫画らしく幸せな結末にしてほしかった。だってそもそも亜姫は馬に乗れるし、弓も名手なのに、剣術だけなぜか習わなかった点も。剣が使えさえすれば、最後の一番大切な局面で共に闘うことも出来たはずなのに。そうすればもっと違う結末もあったかもしれないのに。
作者がわざとそう持ってったみたいで納得いかないよー。(漫画ってそーゆーものだけどね)
でも本当に面白いのでオススメします！！！