5.0
この作品をここで購入したのが2015年、それから今日まで何度も読み返している作品です。
毎回涙をボロボロ流して読んでしまいます。
外川さんの過去についての設定が余分だという意見の方もたくさんいると思いますが、個人的にはあの過去があってこそだなあと思っています。
あの過去こそが、家族への憧れをもつ外川さん、自分ではそれを叶えられない嶋くんの葛藤、身を引く決意、じゃあその過去さえなければよかったのか…?と感じているであろう外川さんの「俺に過去を恨めって言うのか?」という言葉に繋がっていくのだと思います。
そして小野田さんのフォローも最高です。
切なくて、でも最後はちゃんと暖かい気持ちになれる素敵な作品です。
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