【ネタバレあり】まんがグリム童話 かぐや姫のレビューと感想

竹取物語を違う視点で読めました。月に全てを見られていたをですね。やっぱり怖いグリム童話でした。次回も期待です

かぐや姫を読みました。

昔放送されていたアニメ版「世にも奇妙な物語」とも言える「週刊ストーリーランド」という番組で、かぐや姫が実は男の心を弄んで金品を貢がせる悪女で、その罪で月から追放されたという話があったのを思い出しましたが、この漫画ではそれ以上の極悪人でした。

全く違うかぐや姫

昔話のかぐや姫と全く正反対のお話になっていて、はらはらしながら読みました。かぐや姫のエピソードを上手に使って、秀作だと思います。

いつの時代だ？

お話自体は面白い。竹取物語でも姫は何らかの罪によって地上に流されてきたことになっているので、よくできていると思った。
しかし、白拍子が発生したのは平安末期以降のはず。対して竹取物語は平安前期と推定されている。
なんで白拍子が出てくるんだろう。まあ、歴史の専門家でもないただの漫画家の漫画にそこまで求めちゃいけないね。話が面白いからいいか。

かんいそう

かわいそうなストーリーでした。。
ハッピーエンドを少し期待していましたので残念です。
後味が悪いです。

表紙が綺麗で惹かれて購入したのですが、中身は普通かな。一、二話はよくある竹取物語を少しアレンジしたもの。無料だったら読む、という感じです。

かぐや姫が

かぐや姫が盗人という設定に驚きました。やっぱりかぐや姫は月から来たお姫様という設定が一番良いかな？と思います。

新しい解釈のかぐや姫。登場人物が一人を除いてみんな悪い人ってのも面白い。最後も月に還ったのがなるほどなって感心しちゃいました

新解釈

かぐや姫の感想です。月から来た姫が赤子になって翁たちに育てられ、三月で大人になり、貴公子や帝に求婚された後、月に帰るという原作の現実離れした点を全て現実的に書き換えた話です。（月の描写だけは、超現実でした。）
こういう事実があって、それが物語化すると竹取物語になるというような。でもわざわざファンタジーを現実に解釈しないほうがいいかな。

かぐや姫

こんな解釈も面白い！
記憶は無くしたが、てっきりいい人かと
思ったら実は罪人の卑しい身分というのも
新鮮でした。