5.0
折り重なるエピソードが素晴らしい!
仲のよい大学生二人のお話です。
二人とも、別にゲイではありません。
とても仲がよくて、一緒にいるのが心地よくて、相手のことを自分がよくわかってあげられると思ってる。
友情と、恋って、とても似ている。
二人は、たまたま男性同士だけど、
なんだか、性別関係なく、
男女間の友情でも、おんなじようなことがあるんじゃないかなと思えました。
友情か、恋かって、
恋だと自覚するかどうかの違いしか、最初はないのかもしれません。
それが、自覚してから、いろんなエピソードや会話を重ねるうちに、どんどん恋心が走り出してしまう。
それが本当に丁寧に描かれています。
友情を守りたくて、ジタバタしたり、
周りの人の暖かな声に、勇気をもらったり、
主人公二人も、周りの登場人物も、この二人のことを思いやっていて、
すべてのエピソードが、少しずつ二人の関係を変えていきます。
私は大抵、一度読破したら、
ラストの部分だけ読み返したりするのですが、
このお話は、エピソードの積み重ねが好きなので、いつも頭から読み返してしまいます。
いわゆるエッチなシーンは、回数も少ないし、あっさりした描写なので、ストーリー重視の方にお勧めです。
でもね、エロシーンも好きな私も、全然満足できちゃいました。
なんだろう、主人公二人が、男の子らしい色っぽさがあるのです。
短髪メガネで、ゴツゴツしてて、クールな野田くんも、
サラサラした黒髪を、無造作に伸ばしてる、真面目で優しい友坂くんも、どちらもタイプでした!
あ、19~20話は、友坂くんのバイト先の店長さんのお話なので、読まずとも本編には影響なしです。
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