うんざりするほど君が好き

あらすじ

浪人中の仁(じん)と東理(とうり)は同じ塾に通う。仁は東理のことを特別コースに通う金持ちでいけ好かないヤツだと思っていたが、いつの間にか心の中に入り込んでいた…。タロット占いで初恋の男性とうまくいくと言われたこと、スケート場で「誰とも付き合わない」と東理と約束したこと…男になんか興味ないと自分に言い聞かせていた仁だったが、東理のことが気になって仕方がない。チョコレートを食べていた時、東理がそれを口づけて食べようとした。優しく触れ合う唇に仁は思わず「男同士で そんなことできない」と言い放ってしまった。東理の表情はみるみる陰り、「わかった」とポツリ。二人の微妙な関係に亀裂が生じ始める。距離のあいた時間を過ごして数日、東理が事故に遭ったと知る。二人で行ったタロット占い。3枚目のカードでこうも言われていた「二人をつなぐ運命の糸はとても短い…」