ねずみの初恋
 
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あらすじ
ヤクザ組織に殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみちゃん。何も知らない普通の青年、あお君。二人は恋に落ち、幸せな同棲生活を送り始めるが、組織はそれを許すはずもなく、あお君を誘拐し、抹殺しようとする。愛するあお君を救うため、ねずみは命をかけた「ある交換条件」を突きつける――。あまりに残酷で、あまりに切ない、初恋の物語。
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みんなのレビュー
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          4.0 感情を殺しにきてやがる先に断っておくが、「ネタバレあり」でレビューを書いているけれど、それでも、内容的なネタバレは避ける。 
 まだ読んでいない人には絶対にどういう話なのか伏せておきたいし、既に読んだ人はストーリーに触れずとも私の言いたいことは伝わるだろうと思うからである。
 
 殺し屋として育てられた少女「ねずみ」の話。
 ひねくれたことを言って申し訳ないが、私はこの「少女の殺し屋」という設定がそもそも苦手で、「いや、そんなもんおらんやろ」とスタートから一歩引いてしまう人間である。
 そういう意味では、設定段階でハンデ戦(私のせいで)なのだが、それにしても、この漫画は結構凄いな、と思った。
 
 殺し屋の漫画だが、間違いなくこの作者は、読者の感情を殺しにきている。
 我ながら、これ、結構うまく本作の核心を言い得ていると思うので、私としては珍しく、短めのレビューで終える。
 
 繰り返す。
 この漫画は、読者の感情を殺しにきてやがる。
 覚悟して読むがいい。by roka- 
                  
    
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          4.0 救いは あるのかねずみや碧の顔があどけなくて可愛いらしく描かれているので、この作品で起きている凄惨で非情な場面に出くわすと、ギャップに戸惑ってしまう。 
 これは心理的猟奇マンガ?何度も心がえぐられる。
 碧が、まだ幼い男の子の命を奪わなくてはならないという冷酷無情な命令を受けたエピソードの時には、呼吸するのも上手くできなくなるほど胸が苦しくなって、もう読むのを辞めようとまで思ってしまった。
 碧は亡き姉の復讐の為にねずみに近づいたのか?
 ねずみは、初恋の碧のことを本気で愛し始めているけれど、碧はねずみをホントのところ、どう思っているのだろうか?
 ヤクザの組長のイルカは、無垢の子供たちを卑劣なやり方で利用していた悪魔であることは間違いない。ねずみを監視指導しているテング先生も不気味だが、イルカに弱みを握られているのか?心を無くしたようにねずみに冷たく指導するが何を考えているのか気になる。
 後半に登場してくる敵のヤクザに使われているメシアちゃんも気になる。味方にはならないのかなぁ...
 今のところ、この話には絶望的未来しか見えないのだが、救いはあるのだろうか? このままじゃ、辛すぎる、あんまりだ!! ねずみの過去とかに遡って、情状酌量の余地は見つからないのか? 過去に、豚男が少女たちに何かやらかしていたのは何だったの? 何か救いとなる根拠が存在していて欲しい、と祈りながら読んでいます。by ki- 
                  
    
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          5.0 人になるねすみちゃんは特殊な環境で育った子だから感覚が他の人とは全く違う、、、、 
 なんて、こんな綺麗な言葉で彼女の成育歴を語ることはできません。
 彼女だけではありません。
 殺し屋になった子みーんなにとてつもないエピソードがあるんです。ただ、絵がほんわかしているだけに
 時々出てくる血しぶきがあまりにもミスマッチで
 それでも、この世界の、独特な空気の流れに読者はすぐに引き込まれること間違いなしです。
 
 残酷なシーンも多々あります。ですが
 ほんわかなタッチのせいで残酷な世界を少しだけ忘れることができる、そんなすごい力を持つ漫画なんです。by のみやっころもち- 
                  
    
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          5.0 ねずみちゃんに幸せになってもらいたいとても残酷だけど好きな漫画です。 
 ねずみちゃんが主人公ですが、ねずみちゃんを好きな彼もまたねずみちゃんがやっている恐ろしい仕事を、していくことになります。
 とても痛々しい目を背けたくなる描写もあり何度も途中で漫画を読むことをリタイヤしようかと悩みましたが、ねずみちゃんが大好きな彼と幸せになってくれることを待ち望んでみています。
 
 純粋な2人がやっていることは、絶対にやってはいけないこと。
 それでもその道に引き込んだ大人たちがいるわけで
 やりきれないです。
 これは漫画だからこそ、漫画の世界だからこそ
 最後は許されて
 どうか2人が幸せになってほしいと願ってやみません。- 
                  
    
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          5.0 怖くても見ないといけない好き嫌いは別として、芸術表現に関わるものならば(大袈裟か、漫画好きなら、でも十分かも)押さえておかなければならない作品と思わされる。色々すごいけど、私が1番感動したのは、ねずみちゃんに無惨に秒で消される人から見える世界を、コンマの世界で表しているシーン。漫画や映画や、いろんな表現ではただただ始末されていく、モブたちの視点。死を悟る瞬間、何がどう見えているのか。それを表すことは同時に、彼らにも生きる意味がある、その殺戮の本当の惨さを、自分に引き寄せて感じることができる。それは本当に恐ろしいこと。でも、リアルに世界で起きていること。死んでいく人たちにも、人生がある。世界が、家族が、つながりが、信念がある。それをぶった斬っていくことの、おそろしさ。そしてそれをするしかない人生に追い込まれた、ねずみちゃんのかわいそうさ。その愛。毎回刹那で切り取ったこの世界の美しさと残酷さをまざまざと見せられて、ゾッとしながら圧倒されています。あっぱれ。全く好きではない世界観だけど、評価します。見せてくださってありがとう。 by きゃっこ- 
                  
    
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