5.0
推しへの愛,主役の二人に復讐を
前世で小説オタクだったモブキャラのヘスティアは、2番手キャラのカエルス侯爵を推している。カエルスは、愛する聖女ディアーナと親友の皇太子ヘリオスのために事件を起こしたが逆に二人に非難されて絶望して、二人の結婚式の日に初めて自殺を試み、その後自殺未遂を繰り返し、1年後に死んでしまう。
カエルスの哀れな死を嘆いたヘスティアが、神にカエルスの生き返りを願うと、主役の二人の結婚式の日にタイムリープする。タイムリープしたヘスティアは、カエルスの自殺をくい止める。
ヘスティアは、カエルスを救う為に役立つ力(未来が見える能力)があることを信じてもらって侯爵夫人になることに成功する。
一方、聖女ディアーナは、皇太子妃になってから癒やしの能力を失い始めていた。また、性格も変貌して、庶民に寄り添わなくなっていった。元々、聖女の器ではないのでは、とさえ思ってしまう。
まだ序盤なので先のことは予想するだけだが、ぜひヘスティアには、主役二人に復讐して欲しい。二人の為に手を汚して全ての泥を被ったカエルスに酷い拒絶と冷酷な仕打ちでカエルスを自殺にまで追い込んだ罪は重い。
タイムリープしてからのヘスティアは賢く明るく逞しく、とても魅力的でかっこよくて、応援せずにはいられません!
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