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姉が可哀想…。
領地を守るため、祖父が神ではなく悪魔と契約をして、領地の民のために食糧などを悪魔に出してもらった。悪魔との契約と引き換えに、生まれてくる娘を悪魔に渡さなければならない…。
双子の姉妹が生まれ、どちらが悪魔に渡るのか全く分からないでいた。ある日、妹の手の甲にバラの模様が出てきた。痛いと泣く妹。両親は妹ばかり可哀想だからと、可愛がる。でも、実は指にバラの小さな模様ができていた姉の方が悪魔に渡されるのよね…。
でもね、祖父や両親、領地の人たちは、悪魔と契約した結果みんな助かったのに、なぜ白い目で伯爵家を見てくるの⁈両親だってなんで手の甲のバラの模様が出た妹ばかり可哀想がるの⁈疑問がいっぱいあるよね…。冷たい仕打ちを姉にしなくてもいいじゃない!もしかしたら悪魔はどっちを取るか分からないんだから…。結果、冷たい仕打ちを受けた姉の方が連れていかれるのに…!
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