【ネタバレあり】今朝もあの子の夢を見たのレビューと感想（4ページ目）

それで？

離婚後のそれぞれの家族の話なんですが、作者に聞きたいのは、それで？これを描いて何が言いたかったの？って事ですね。ただただおじさんが離婚されて子どもに会いたくて落ち込んでる話で、どうして離婚になったのか、未来はどうなるのか、全く分かりませんでした。強いて言えば、スーパーの事務の子のお母さんの言う、人の家庭の事はわからない、人の家の事に口出ししちゃダメ、他人が口出ししたらもっとややこしい事になるって事でしょうか。

そうか！作者はそれが言いたかったって事か！
だからこんなスッキリしない終わり方なのか！と考えると少しは納得できるかもしれません。
ただ、それだけのためにこの値段はちょっと高いかもしれませんね〜

全体的に見たら。

父と娘の過去のやりとりに泣かされましたが、夫婦の間でどんな事があったのか、奥さんが出ていくほどまでに何があったのかもう少し詳しく知りたかった。ただただ男性がほのぼのしていて優しい、そして寂しい、その印象しかなくて一方の話しか聞けてない感覚です。
最後の方で少しだけ奥さんの言い分があったのでそこをしっかり描いてほしかった。
そして最後の最後で娘が父の事をしっかりと考え始め、後一歩で会えるのでは…という所で終わってしまった。えーー！！という気分です。まだ続きがあったんじゃない？って思ってしまいました。
あの流れなら、娘さんと再会できたところで終わってもよかったのではないでしょうか。モヤモヤします。
結婚した元同僚が知らない土地で入った飲食店、そこに男性の娘がバイトしていたなんて偶然そうそうないですから、そこまで描かれているのならそこから話が広がったらもっと面白かったです。
すごく泣かされた（私が）のでもったいなくて。

何も解決されないまま終わってしまった。三人それぞれが理由もわからないまま自分のことだけ思い詰めている。
父親は妻との会話を思い出さないのがおかしい。自分だけ。多分娘のことも幻想の再生産を繰り返して泣いている。
彼我の区別がつかない人なんだろうか。自分のことすら客観視出来ていない中年男。彼のことを発達障害と断じるなら
ここで終わらず、先を見せてほしい。でないと娘は大人になれないまま歳を取ってしまう。

途中までよかったのに

試し読みしたら共感しすぎて一気に読破してしまいました。心理描写がすごく丁寧でリアルで、妻にも夫にも、鈴木さんにも、娘にも共感できて、また何か起こりそうだし、これから妻側の謎が解けるかなとちょうどおもしろくなったピークで終わるとは！！え？続きがない？完結？うそでしょ、、の気分でした。。読後全然スッキリしないこのモヤモヤ感！どうしてくれましょーか。と、途中まで面白かったので残念すぎ。
ある日急に一人になったらこんな気持ちになるのか、その間妻はこんな気持ちだったのかととても勉強になりました。
私も幼い頃から母から父の悪口を聞かされて育ち、不仲を見て育ちましたので当時離婚は母のためなんだと思いこんでましたが私と離れることにごめんねと号泣した父を見て、あれ？父が悪者ではない？と思い一種の洗脳だと思ったことがありました。
最後が納得いく終わり方だったら深く考えさせられる良い作品なのに。もったいない！

なんか思い出す

私も3人の子供をつれて離婚した。離婚したい、好きな人ができたから彼女のところへ行きたいって言った元旦那を止めなかった。よく3人連れて離婚したねって言われたけど、たくさん税金や手当とかの勉強して、とにかく子供たちに嫌な思いを残したくなかった。ただ救いはきちんと養育費を払ってくれていたこと。子供たちはもう大きくなり就職しましたが、失った時間は戻らない。ただわからないままにしないこと。ちゃんと話し合い納得すること。それが基本かな。

こどものきもち

いつもいつも野原さんの作品はいろんなことを問題提起してくれます。それぞれの立場に立つと全く違う視点で、はっとします。私も離婚しましたが、子供はもう成人してたため、子供から話もありスムーズに離婚しましたが…小さかったら、、、と考えてしまいます。読んでモヤモヤしますが、現実はそうなのでしょう。リアルでドキドキしました。

それぞれの心情がリアルに描かれていてそこは良かったけど、えっ、終わり？最終的な結末がこれ？
って思いました。
映画でも本でも最後は見る手（読み手）がそれぞれ想像してねっいう1番嫌いな終わり方でした。
宙ぶらりんで放り出されて消化不良起こしてます…

謎は謎のまま

なにがあったんだろう？どうなるのかな？と謎だった部分が謎のまま終わるお話です。
想像してってことなのかもしれないけど、だとしたら最後は山本さんが夢から覚めた場面で終わりでいいのでは？最後のさくらちゃんのカットは必要だったのかな、と素人ながら思ってしまいました。

結局鈴木さんも主人公かと思いきや途中からは絡まずなんか色々謎で終わりました。
一話の金額も高いし購入したのはちょっと後悔してます。無料分までは先が気になって面白かったです。

登場人物全員おかしい

調停でちゃんと離婚の原因聞いてるのに、ずっと理由が分からないままみたいな描写で後半まで引きずる所に悪意を感じる。
離婚に関しては完全に主人公のせいだと思うけど、月1で子供と会わせてもらう事を条件に離婚を受け入れたのに会わせて貰えなかったのは可哀想！と思ったらまさかの娘が拒否してたとは。
最後、父親に思いを馳せる描写があったのは良かったけど、セリフのないコマばかりで、終わり方も｢えっ！？これで終わり！？｣な感じだったので、もう描けなくなったから無理やり終わらせた感が凄いです…。もう少し進展があってから終わった方が良かったのでは。

会わせてくれないってセリフがもうなぁ～

会わせてくれないってセリフがなー、もうその言い方がな、元妻のせいにしてんの旦那側じゃん、自分はやってた、何も悪い事してないってまんまなんだよな頭の中が。反省してないまま、子供を心配している自分に酔って、若い子にベラベラ被害者意識話して、元妻の事は一切考えない、自分が「それだけのこと」をした意識は全くないまま。
この女の子も女の子、正義感なのかお花畑なのか、新郎が良い男で良かったけどこれこっちが離婚案件になってもおかしくないくらいのお花畑ちゃん。