みんなのレビューと感想「[小説]贖罪結婚」(ネタバレ非表示)
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怖い〜殿下も王妃もなにげに策士だ。どこかで繋がってるもののそれぞれの思惑は違えど、後から見ればあれ?駒になってた?と気付かない事も凄い。側室の毒蜘蛛みたいな彼女も幼少期からどこか歪んでしまっていたんだろう。にしても人間として酷く怖い存在だ。父、兄、従兄弟を処刑され冤罪で彼女の人生も大きく変わってしまった。でも彼女を暖かく見守ってくれていた沢山の人が彼女の成長を陰ながら動いてくれていた。6年、7年という月日は大きい。尚更彼女との結婚を望んでいた王太子だった彼はいつかいつかと待ち望み、彼女を匿って初日から手を出してしまいそうに理性との戦いだった。彼女を手に入れたからというもの絶対誰にも渡さないし離さないと誓った彼の彼女への独占力も強くなっていった。彼女の家族とさえ彼女を愛する事を共有したくないほど惚れ込んでいたなんて、青蝶の髪飾りを送った時点で、その意志を彼女の父たちにも伝えたかったのかも。あらゆるところでいろんな想いが交差して何ともわかってしまうと彼女が気の毒にも思う。
by ヤンヤン娘- 0
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3.0
王室陰謀話としてはおもしろかった
この作家さんの作品をいくつか読んでいて、若干こねくり回した&説明過多な、だけどおもしろい作品が多いなか、こちらはほか作品にもあるような王室陰謀話だけれど、いい感じにこなれて表現が削ぎ落とされて説明過多もなく、どう展開するのだろうとお話としておもしろかったです。
ただ、陰謀の黒幕部分が個人的には他作家さんの『地味系夫の裏の顔』に似ているなあと思ったりしました。
そして残念なのは、ラブロマンス的なところに関しては、ヒロインの気持ちの遷移が違和感があったりテンポが悪かったりで全体としてリズムがわるいかんじの作品のように見えました。
ヒーローについて「そういう人じゃない 」と理解しているはずなのに何度も疑ったり迷ったりするのも時系列的にもおかしかったり。
ヒロインやヒロイン家族の愛らしさ、それゆえの残酷な末路については刺さる表現と構成でした。
王室陰謀話としてはおもしろく楽しめる作品かなと思います。by pri- 0
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3.0
う〜ん
作者さん買いです。読んでて なんか浅いなぁって感じました 心理描写が少ないせいなのか、若干辻褄合わせみたいなのが入るせいなのか。
いつもの作品よりも(エロ除き)小中学生をターゲットにしたかのような作品でした。
最終章で富樫ワールドキター!と思ったら なんか‥ ヤンデレとか腹黒系は好きだけど、なんの罪もない家族は救ってやれよ、と気持ち悪くなりました。
この作者さんで一番好きなのは「2人だけの牢獄」なので まあ 好き嫌いの話ですがby 明日加- 0
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5.0
好きな作家さんです。ソーニャらしい内容でぐい
読み進めました。最後はちゃんとハッピーエンドでよかったです。by まつらん- 0
5.0