【ネタバレあり】残り一日で破滅フラグ全部へし折ります ざまぁRTA記録24Hr.のレビューと感想（13ページ目）

一気に最終話まで読んでしまった…

ゲームをしない私には、このタイトルを見て正直「私には縁のない作品」だと思った。
でも気になるのは4.6という高い評価。
何がこの評価を高くさせるのだろうと、そこに興味を引かれ、まず１話を読んでみることに。

時々ゲームの世界の話が出てくるが、そのあたりは読み飛ばしてもあまり影響はないと思う。
私も実際その一人だったからだ。
意味がわかれば、きっともっと楽しめたのかもしれないが。
もし「主人公が身に覚えのないあれこれを自分がやったことにされ、そのせいで婚約者(王子)から婚約破棄を言い渡されることになると知る。言い渡されるまでの限りある時間内で、ほぼ味方のいない今の不利な立場から大逆転を狙う」的な話が嫌いでなければ、ぜひお試し的に軽い気持ちで無料分を読んでもらいたい。
悪役令嬢ものが好きじゃないという人は、数話頑張って読んでもらいたい。自分の手足になってくれる人に報酬を与えるために自分の衣装や宝石を換金する。それも王子と結婚できる家柄なのに部屋がスッキリするほどまで換金。ある時は公爵という良き育ちゆえに国が傾くことを本気で心配する。同じような家柄の令嬢たちに腹を割って掛け合う。王子を巡ってライバル関係であった彼女たちもこの先の国を思う気持ちは同じ。そして彼女たちと手を組む。そう、主人公は決して悪役令嬢ではないのだ。

愚かなのは主人公でなく、婚約者が国を傾くようなことをするわけで。そして婚約者が夢中になっている女性が実に腹立たしい。王子どころか教師など周りにいる幅広い世代の男性たちを自分のことを好きにさせ、自分の味方につけ主人公を陥れようとする。

さて、大逆転するであろう主人公を陥れようとした愚か者たちの行方は？そして主人公は予想もしていなかった相手に見初められる？

主人公に寄り添えたらもう彼女のすることから目が離せなくなりますよ。私は夜遅いのにうっかり41話一気読みしてしまいました。
夢中で最後まで一気に読んだから、もう一度読み返したら新たな気づきも出たりして面白さが増すのかな。

高評価だからって誰もが100%満足するわけではないけれど、自分には縁がない作品だと思っても時には他の方の評価に耳や目を傾けて思い切って飛び込んでいくのもありなんだなと思わせてくれた作品でした。

続きがとても気になります。

主人公が自分が断罪されるのをだった一日で回避する為に色々と根回し手回ししていくのが読んでいて面白ろいです。無料分が終わってしまったので続きが気になります···

論破いいね

ヒロインが論破するシーンがすごく良かったです!!ほんとかっこよかったしねんみつなけいかくもかしこいとおもった！

主人公が行動的で気持ち良いRTA展開

破滅フラグをへし折るため、悪役令嬢の主人公が自ら次々動いていくのは見ていて爽快でした。

気になる点が3つほど。
まずは侍女のセナイダ。執事のヘラルドの企みに協力すると言いつつ、アレクサンドラへの忠誠心は全然なかったはずなのに、なぜヘラルドの調査物を暴いたのか？宝石で買収する話が先にきてるならまだしも、違和感が残った。

2つ目に、悪役令嬢といえど嫉妬から暴漢に襲わせようと画策したり、学校でのイジメの手引き(自分が直接手を下してなくとも)など、とても許容できる人格ではなかった。ゆえに最後までアレクサンドラを好意的に見ることはできなかった。

3つ目にアレクサンドラが暗殺者に対して囮になる場面。武術を身につけてないお嬢様が、焦っているとはいえ暗殺者から簡単に逃げられていたのが違和感すぎて、暗殺者ルート自体なくてもよかったのでは？と感じた。

以上の懸念点はあるが、RTAと謳う通り24時間での主人公の行動にスピード感があり、最後まで一気に読みたくなる面白さと、絵の綺麗さ、読みやすさがよかった。
そしてエピローグ1が、なるほど予想してなかったホラー展開で面白いラストでした。

見事

爽快な気持ちで読み終えることができ、まんぞくです。あほ王太子とあほヒロインにイライラしましたが、文字通りギャフンと言わせられてよかった。

気分爽快！！

ヒロインのアレクサンドラ嬢の頭の良さと行動力と気の強さに感服しました。
でも、王太子への涙もまたグッとくるものがありました。
とても面白かったです！！👌

奔走RTA完走の爽快感で終われる良作

全三巻で完結している悪役令嬢断罪回避のため奔走するストーリー。コミカライズによってテンポも疾走感も増している良作だと思いました。
お嬢様の頭がキレるキレる、断罪イベント24時間前に全てを思い出し詰んでる状況からスタートし、そこからどうしたらいいか即座に考え即行動に移していくテンポが読んでいてわくわくします。
現実に逆ハールートを作り上げようというルシア嬢みたいなのがいれば、女狐と言われてもおかしくはないなと思いました。こういった転生ものに多い、乙女ゲームやりこんでた時の記憶でルート攻略という展開なんですが、本作のヒロインルシアのように幼少のみぎりに覚醒し「あ！これ乙女ゲームの世界！」と気づいたとして、そこから何年も日常生活を送っていく中で、ゲームとしての攻略方法や選択肢のセリフとかって忘れないものなんでしょうか？
漫画のストーリーとしては楽しんでいますが、乙女ゲームやらないのでわからないものの、婚約者もちの攻略対象いるもんなのか？不倫じゃん？と思ってもいます。
ルシアのやば女具合もやばく、すごく面白かった！最後の子供がいる展開はアレクサンドラが王子妃としての責務をそうそうに果たし王子を戦地に送り出したためという解釈をしていますが、じゃあそれ描写して？と思いつつ完結した良作を読み終えた次第です。

ほんとにざまぁって言いたくなる程の仕打ち！
結婚式の前に既に子供いたのは驚いたけどジェラールとお幸せに！
面白かったです！！

転生ヒロインのラスト

いやそんなホラー的な展開、予想外ですよ。
転生ヒロインの元の女の子の言う「愛」によって、悪役令嬢のへし折り計画が陰ながらサポートされてたなんて。
しかも最後転生ヒロインが逆に閉じ込められてしまうなんて、元の女の子の心の闇を考えさせられました。

断罪の前日に悪役令嬢アレクサンドラに転生してしまったことに気づいた主人公が、24時間内に破滅を回避するための準備をしていく様が丁寧に描かれていています。
とくに主人公に批判的な妹に自分の言動の責任を取るよう迫るシーンは、とても迫力がありました。
今後の展開が楽しみです。