4.0
それをお前が言うのか、櫻庭ぁ~(怒)!!
2022年8月現在、上巻の17話までの配信で、ここまでのレビュー。
原作の阿賀直己先生と言えば、お吉川京子先生との『鬼と天国』も名作ですが、yoshi先生とタッグを組んだ『lie cry like』等も素晴らしく。
とあるレビューで「阿賀先生とyoshi先生の相性は最高だ!」とあり、ホントそれな~と。
ただ本作は何と言うか、うーん。
攻めの櫻庭が、胸クソ野郎…は言い過ぎかもだが、ヘタレ野郎なのは間違いなく(怒)。
でも、まだ上巻なので…。下巻に期待。
あ、エロを含めyoshi先生の絵、キレイでした!
※以下、上巻のネタバレかなり含みます。読みたくない方は、ご注意を。
高校時代に片思いしていた櫻庭(攻め)と、引越先と転勤した職場で一緒になった浅水(受け)。
再会して、体の関係も出来て付き合うことになったが…。
浅水の元彼で元上司の原田もクソ野郎だけど、正直自分は櫻庭の方が性質(タチ)が悪くねぇか…?と思ってしまい。
浅水が「男同士のキスなんて冗談みたいなものだろう?」と言ったのは、高校時代に櫻庭が浅水に言った台詞なんだろうなぁー(棒)。
それもさ、高校時代にキスしてんの、櫻庭からじゃん。
両思いか両片思いだったのを、踏みにじったのは櫻庭だろう、と予測はつく。
何かね、櫻庭はボンボンの御曹司っぽく、両親の期待や固定観念に逆らえない感じで。
高校時代に「似合わないなんて服じゃあるまいし」と、櫻庭が本当に好きなものを肯定し、理解してたのが浅水。
しかし、櫻庭への感情は「咲かない花に水をやるようなもの」と思っている浅水。高校時代、どんだけ浅水を傷つけたんだよお前…?
原田との関係を「考えりゃわかるじゃん、どうせ駄目になるって。好きなものに真っ直ぐすぎるって言うかさ、馬鹿なんだよ。傷つくに決まってるのに」…って櫻庭、それをお前が言うか。言うのんか(怒)。
他人に軽薄で執着しない櫻庭が、「浅水とは2人だけでいたい」とか、ピアスの穴にも嫉妬するとか、昔から浅水にだけは本気だったのはよく分かる。
しかし、両親の期待を裏切れず“まだ”結婚しない(いずれしないと…ってか?)、浅水に「男見る目ないよ」と言う櫻庭。
こんなクズ止めとけよ…と思うが、それでも浅水は櫻庭が好きなんだろう。理屈ではなく理性ではなく、どうしようもなく。
浅水が幸せになりますように。
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