【ネタバレあり】貴族の愛に堕ちるまでのレビューと感想

シリーズ第3弾！

1作目「お前の全てを奪うまで」、2作目「王子の熱に溶けるまで」に続くシリーズ第3弾。
日本最大の機器メーカー・大賀重工をバックグラウンドに繰り広げられる恋模様…な様相となってきています。
シリーズはそれぞれ独立しているので、いずれかだけでも楽しめます。

1作目は大賀重工の新社長・大賀雅己（攻）と研究開発部門の雨深景（受）のお話。
高校の先輩後輩で生徒会に所属していた二人。あることがきっかけで景は雅己の前から姿を消しますが偶然にも大賀重工で再会し、結ばれるまでが描かれました。

2作目はセキュリティ部門の佐久間寅彦（受）と取引先である石油会社アサリムパワーの経営も手がけるルビア王室の王子・サイードの恋を描いたお話でした。
受けの寅彦はキレ者でクールビューティな社長秘書・佐久間冬威（とうい）の弟。←似てねー！
個人的にこのお兄ちゃんがとても気になっておりまして。
お兄ちゃんのお話もお願いしますっ！
欲望丸出し（笑

今作は前の2作と比べてアダルトな仕上がり。
エロも多め…てか長め？です〜おいしい！
大賀重工国際課の五百蔵和音（いおろいかずね・受）×取引先の令息でイギリス貴族のアダム・クレイグ（攻）のお話。
大賀重工とアサリムパワーで新会社を設立する運びとなり、発表を兼ねたパーティが行われることに。
そのパーティに参加すべくアダムが来日、和音が世話役となります。
しかし表向きの仕事とは別に、クレイグ卿からの依頼で和音は息子であるアダムの性癖を確認することとなり…。
受けの和音は夢に見るほど痛いのが大好きなドMで、自身を「変態中の変態」「クズ」と称するほど。
単に性癖というだけでなく、これまでの生き方から自分をクズとまで思っているようなのですが、そこに関してはあまり詳しく触れられていません。
もう少し和音の過去も見たかったー！
頑に女性を抱かないアダムにも理由があり、和音は自分の体を使ってその原因を解消しようとする。
まぁ和音がヤリたかっただけですけどもー！
そこから二人の関係が始まりますが、基本アダムは和音に応えられる性癖の持ち主ではないので、ハードなプレイが苦手な方でも大丈夫かと。
人畜無害っぽい好青年だったアダムが和音にあてられ、征服欲丸出しで雄化していく様は見応えあります〜
いわゆるキツイ描写はありませんし、最後はハピエンなので安心して読めますよー！

このシリーズは初めて読みましたが、もうトロットロに濃厚な大人の恋愛でした。
初めはSMということで、背徳感を感じてしまうアダムですが、すべてをさらけ出しても受け入れてもらえる愛を知って、それまで必死に抑え込んでいたものが開花していってしまうんですね。
真面目で柔和なアダムの瞳がどんどん支配欲を剥き出しにしてSの瞳になっていく様にドキドキしました。
性愛に堕ちていくってこういう感じなんだろうな、と。
でも、読後感はいたって爽やか。自分を解放して愛を手に入れたからかな。

性的な主従関係でないと興奮できないドMの和音。仕事で知り合ったアダムがEDであることを知る。そんなアダムに仕掛けてみると実は素質？があるのか元気を取り戻したアダム。そしてお互い忘れられない存在に。それでも自分はクズだと思ってる和音が幸せを望んではいけないと思ってるところが切ない。最後はアダムが幸せにしてくれますが、その変貌ぶりにはびっくり(o^^o)きっとお互い運命だったんですね。

濃厚なH

五百蔵くんみたいな怜悧な美形が、実はドMで下品なプレイを好むっていうのが最高にエッチで好きです…。真面目ですかした顔してるのに脳内お花畑っていうギャップに萌えます。まだ6巻までしか読んでいませんが、アダムのサディズムは抑圧やトラウマから来るものっぽいので、よしよしプレイなどもありえるんじゃないのかなと、ワクワクしています。

このシリーズ読んでます。すでに、他の作品も読んでて、この作品を読みました。作品さんは、裏切りがなく、シリーズが続く事によって、面白さが深まってます。

このお話は一応完結になっているけれど、わからずに終わっていることがあってモヤモヤしています。先生の事や、アダムのトラウマのあの現場のことなど。続編などでぜひ知りたい。

受け、攻め共にイケメン。
どＭな受けのどエロな感じがはかなげでたまりません。
絵も綺麗だし、濃厚なカラミもあり読み応えありです。

(*/ω＼*)ｷｬｰ!!

スパダリです。
まじでスパダリです。女性不能に陥ってしまった海外からのゲストをまさかこのような形で、、

作者さん最高！

本物の愛を見つけられて良かったです。
ラストは泣けました。大賀社長と景君と佐久間さんにもまた与え良かったです！

買って悔いなし！
さすが猫野先生！って感じでした！
見知った人たちもちらほら出てきたので、
あ！だと思いながら見てました笑