【ネタバレあり】真綿の檻のレビューと感想（103ページ目）

娘と母親は、難しい。

情緒ある、しっとりした優しい絵です。
キッチリ家事を仕込んで大学へも行かせる。一生、役立つ国家資格を取り理解ある優しい人と結婚。凄い女性です。
親も二人、元気なので(多少ヨレヨレに、なって来たけど命に関わる事でなくボケてもいない)これから、ゆっくり仲直り出来そうです。
問題は甘やかされて育った金に、だらし無い息子なんだけど、それはまた別の話。

なんだか、、、

どこか我が家の母に似たように思える、、、

このお話は継続してこそ
話の奥深さが見えてくる。

それにしても弟！警察に突き出せばいいのに

ずっと邪険にされてきた娘の愛情に溢れた復讐。
それのお陰で家族が変わって救われていく。
よく本当に頑張ったね。
自分も長女を大切にしようと思った。

相変わらず

相変わらず、ビシッと言ってくれる落ちにスッキリします。モヤモヤすることがあっても、こんなにうまく言い返せないし、代理で言ってもらっている感じ。

この視点はすごい！

無料を読んだら一気に最後まで。
私と母との関係がまさしくこれです。
このお母さんは気付いて受け入れる。そこで変化がうまれるのですが、ここが現実では難しいところです。そして何より素敵な旦那さん。
前向きな展開で終わるのが救いです。

面白い

夫婦２人の関係って本当に２人にしか分からないなって実感しました。
最初はキツイ旦那さんなのかなと思ったけど、母親や弟たちから妻を守るための行動だったんだなと納得できました。

深い

この作品は深い。最初は不運な家庭に生まれて、しかも旦那さんもモラハラだし、かわいそすぎると思っていたら、最後まで読んだらある意味どんでん返しで。スカッとしたし、この主人公に希望の光があってほんとうに良かった！

いいけど

よく描けているな、と思いました。現実を振り返ると、あんな夫は滅多に存在しないとか、いや、そこで許すかなぁ？とか、モヤモヤは残りますが。

自分の城

全話読みました。

何というか深い話でした。

昭和の代表みたいな両親。
長男であるというだけで可愛がられる弟。
それに比べて家の手伝い、奨学金をもらい
有名大学に入学した長女の榛花。
今は就職して愛する人と結婚した。

母がケガで家事ができなくなった。
代わりに榛花に実家の家事をしてくれと
命令のような頼み方の両親と弟。

夫の一広が「オレのメシはどうするんですか？」
と榛花を連れ帰ろうとすると、両親と弟から
「そんなヤツとは離婚しろよ」と言われる。
「離婚なんてしない、バーカ」と榛花。
全員唖然とする。
家族の前で悪人になろうとする一広が素敵
です。
榛花が思っていた事をぶちまけた所を見て、
いつも黙って自分を出さない人の発する言葉は
重くて深くて説得力があると思いました。

本当の優しさとは？
本当の自立とは？
本当の家族とは？

考えさせられる物語でした。感動です。

面白い

登場人物のいろいろな視点から話をみているところが面白い。話は少なくて、すぐ読み終えてしまうけれども、ダラダラと伸ばしてつまらなくなるよりスッキリしていい！