4.0
シルヴィオ気の毒。。
10話まで読みましたがこの終わり方は完結した感じなのでしょうか。少し唖然としてます。
というのも、9話から怒涛の展開でタイトルのきゅんきゅんの雰囲気とはかけ離れて突然重苦しくなり衝撃的すぎて心が追いつかないままハッピーエンドで終わった感じです。
序盤、亡き先代の領公の娘ヒロインは、養父と実母からは疎んじられ、義理妹からは蔑まれ、野生の狼達、不幸な生い立ちの護衛の騎士シルヴィオ、数人の使用人と離宮でひっそり暮らしている様子がわかります。
ある日、庭園でオッドアイの男性と出会います。オッドアイは呪われてると心に刷り込まれていたようですが、自分に怯えることなく顔の火傷の古傷に効くく.すりを塗ってくれるヒロインの優しさや美しい歌声に絆される男性。
実はこの男性が冷酷と噂されている皇帝陛下で、、一時は養父のせいで慰み者として差し出されそうになったヒロイン。その時皇帝が踏みとどまり純潔は守れますが、後日正式に皇帝に嫁ぐことに。ヒロイン本人は義父から離宮の皆んなを人質に脅されあらゆる嘘を吹き込まれていたため、まだ自分へ慰み者として捧げられると勘違いしている様子。
ここまででちょっと報われないのはもう一人、ヒロインの初恋相手でもある護衛のシルヴィオ。
彼も同じような孤独な境遇のヒロインを守りたくて人生をかけて彼女を愛して尽くしてそばにいると誓っていたのに、義理妹と結婚させられることに。それでも二人で逃げようとプロポーズするも、義父に脅され皆を守る決意を固めたヒロインの決意を崩すことができず悲恋に終わる。
中盤から、ヒロイン自身の誤解も解け皇帝の溺愛を受け入れていくのですが、このあたりの二人はまさにタイトル通りのきゅんきゅんな展開。ヒロインの笑顔と言葉に一人で舞いあがって、あの拳王様の名台詞、我が人生に一片の悔いなし!と足をジタバタ喜ぶ皇帝の姿が可愛くて吹き出しました。
そして終盤、シルヴィオと義理妹の結婚式でシリアスな展開に突入します。招待客がドクで倒れていき義父母共に惨サつ、、そこに豹変したシルヴィオが立ち、彼の口から皇帝とは母違いの義兄弟ということ、養父と母がヒロインの父をドクさつしたことなど次々と真実が明かされます。最後は皇帝の息の根をという瞬間、ヒロインが後ろからシルヴィオを、、
正直こんな展開、一気にチープで残念でした。後味が悪くて。。
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