【ネタバレあり】ベイカーベイカーパラドクスのレビューと感想

謎

はじめてはじめまして→ロッカバイディア→つむぎくんから本作を読了。すっかり最近暮田先生のファンで夢中で読んでます。可愛くてほのぼのしてるけど、実は重くて暗めの話が多くて、好みです。

こちらは緩くて可愛い兄と執着愛の激しい弟の話で、最後にちよっとミステリ要素が来ます。兄の行動理由が最後まで謎でした。秘密は墓場まで持って行くつもりなのかな、バレそうな気もするけど。
同じく兄弟愛でダメな兄の謎の部分を最後に明かす、ためこう先生の泥中の蓮とどちらも大好きですが、こちらはちよっとすっきりしないモヤモヤが残るお話でした。

兄弟もの。
しっかりもの弟・臣×事故の後遺症で幼い兄・ユキ。
にーにかわいい。とほのぼの読めてたのは最初だけで、結構重いお話だった。

両親との関係も、臣の過保護を超えた執着。
ユキの友達、ヤマがいい子。彼女もね。

ユキの記憶喪失は、心因的で臣への気持ちを閉じ込めてたからってことかな。
今まで通り記憶ないままのかわいいユキで過ごすのが、ハピエンなのか、わからないけど、モヤッと感も心地良い。

結ばれたけどハッピーエンドと言えるのか、考えちゃう作品。
似てないけど実の兄弟BL。
兄は事故で精神薄弱。弟は異常なレベルの過保護。
兄は記憶が戻るけど、弟の愛を失いたくなくて、元のままのふりをしてる。
うーん。。。

神童と言われた幼少期に両親の自慢だった兄が、事故で記憶喪失・後退してから親に見捨てられ、すべての世話をしてきた弟に異常でき愛されて、自立を促進したい級友と反目。結局兄弟で結ばれて、一見ハッピーエンドだけど、考えさせられる作品でした。

ミステリーなラスト

ずっとずっと考えていて、なぜにーには記憶障害の自分を続ける方を選んだか？？だって記憶障害が治っても自分も臣を好きだと伝えてハッピーエンドでいいのに、と思ったのですが、そっか、記憶が戻ったら(元の優等生にーにに戻ったら)、また親の同居と干渉も戻るかもしれず、二人だけの生活も恋人関係も難しくなるから、という事では!?　という勝手な結論を出しました。でも実は臣も騙されたふりをしてたりして…。しばらくこの作品のことを考えそうです…。

無料分のみの感想です

ニーニが兄？だとは思わなかったし、なぜ２つ違いで同級生なんだろうか？？病院てなんや？とゆうとこで終わってしまた。。弟が兄を溺愛してるのはわかりました。続きとっても気になりました。

こんな

事って本当に起きてしまうのかな
事故なのだからしょうがないのだけれども
切ない
この作家さん本当に話の作り込みが上手い
引き込まれます

作者さん買いです

珍しく、スッキリしない内容でした。

兄弟という設定も記憶障害のくだりも
違和感はないのですが、最後に記憶が
戻ってるのに戻っていないフリをする必要性が
全く理解できないなあ。

ヤマ（良い奴すぎ）は気付いていて、弟に
バレないようにしろよ的なアドバイスしてるし。

記憶が戻っても誰より何より愛してる！
で良いし読み手もスッキリすると思うのですが…

曖昧な表現が好きな作者さんだけど、
今作は「事故や病気」が絡んでいるだけに、
もて遊ぶような内容は止めてほしかった。

ちょっともやもやするかなぁー

最終的には、ハッピーエンドなのかなぁ？とは理解するけれど、これって本当に幸せなのかなぁって、ちょっともやもやするかなぁー。記憶をなくしたユキは、とても愛くるしく庇護欲を掻き立てられる存在に描かれていて、好きです。ヤマも、
包容力があって、よく気がつき優しい青年で魅力的に描かれてます。その分、臣がすごく暗くて
ストーカーちっくな粘着質な愛情表現が多くて
ちょっと怖い感じがしました。
ストーリー自体も、最後結局ユキの病状はどういう事？になってるの？？って、理解するのに何度も読み返しました。はっきりとは、表現されてないけれど、こういう事なのかなぁ？と読み手側の
想像にお任せ的な感じなんでしょうか？
ハッピーエンドなんだけれど、なんかせつなさがかき消せない物語でした。

最高

最高の共依存BLです。特に受けに萌えました。
最初は攻めがやばいタイプだなと思ってたけど案外お似合いカップルでよかったですｗ