5.0
救いたいね
マチを諦めないといけなかったビバの気持ち、大人になって、自分が逆の立場になって、今度は息子に諦めさせなきゃいけない気持ち。
どうして助けられないのにループしちゃうんでしょう?
過去に戻ってやり直したいと思うことはあるけれど、やり直せないならやっぱり過去に戻る意味はないんだなーと思う作品でした。
短編で読みやすかったです。
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マチを諦めないといけなかったビバの気持ち、大人になって、自分が逆の立場になって、今度は息子に諦めさせなきゃいけない気持ち。
どうして助けられないのにループしちゃうんでしょう?
過去に戻ってやり直したいと思うことはあるけれど、やり直せないならやっぱり過去に戻る意味はないんだなーと思う作品でした。
短編で読みやすかったです。
夕方の公園の風景、子供の頃の会話、急ぎ足になった夕焼けの家路…どんどん引き込まれていきます。
主人公が助けようと行動すればするほど、悲惨になっていく親友の最後。ついに親友の結末をわかっていて、全てを受け入れて残された時間を愛おしみ気持ちを伝える主人公、彼らと一緒に私も涙を流しました。
購入して読んだラストは、そういうことかなと予感していました。
この作品によって、ずっと私の心に後悔が残っていたお別れも、あれが最善の行動だったんだよ、あの時必死に頑張ったことは正解だったよと伝えてくれたような気がします。このタイミングでこの作品に出会えたことに感謝します。
過ぎた時間の中にある大切な思い出は、今生きている私がしっかり心の中に留めておこうと改めて思えた作品でした。
未来はどうしても変えることが出来ないのか…?
親友を助けたくて何度も頑張ったけど、回避するごとに酷い事になっていって…。
親友を助けることを諦め、月日が経って気づけば息子が同じ事をしていることに気がついたところで話は終わるけど、息子の為にもその後未来を変えられたら良いなと切実に思いました。
世にも奇妙な物語でKinKi Kidsの堂本光一さんが同じ作品名でもう10数年前になるかもしれませんが、演じておられました。
引き込まれるように見た記憶があります。
そしてYouTubeでも最近見ることができました。
どちらが先でもいいと思いますが、ドラマの方も見て頂きたいです。
少し人物が異なりましたが、大体一緒で、
ドラマでみたとき面白すぎて、衝撃を受けたので漫画があると知りまた見たい!と読みました。
最後は子供が無限ループを繰り返していた、、!!
お父さん(主人公)を助けようとしていた、、!!てわかるのですが、無粋なことを言うと、なんで幼少期に傷を追った禍々しい公園に子供を連れていくかな、、(^o^;)
ラスト2話、初めて読んだ時、じんわり涙がでてきました。
5話、観念して、親友の最期を受け入れる主人公。救いは、最期が初回の一番軽かったことで終わること…(こんな言い方、ほんとはいやだけど)
そして、覚悟して最期の会話ができたこと。
ラストで雨の中、ボールを見る主人公のやるせなさが、胸をうちます。
6話では、まさかの逆の立場!
あの日流した涙を今、自分の息子が…!
主人公には、息子の気持ちが痛いほどよくわかる。だって、自分が通ってきた道だから。
このあと、二人はどんなお別れをするのかな…
妻にも、ちゃんとお別れ、言えるのかな…
でも、このお話しは、ちょっと怖い…
何度か読み返して、思ってしまいました。
もし、自分が主人公の立場だったら…
だって、このあと自分は…
主人公もなんとも言えない表情を浮かべてから、つぶやいていた。
“いつ、どこで、どんな風に”と…
短く完結して、読みやすかった。
とても衝撃的で怖かった。かつて自分がこれから死ぬ友人を助けようと何度も時間軸をループして、運命を変えようとしたが駄目だったように、まさか愛息子が死のうとしている自分を同じように助けようとしていることを理解してしまった。自分がこれから死のうとしていることを自覚した恐怖、息子が父親である自分の死に直面し、苦しみ悲しみ助けようとしたが無理だと悟り、目の前で涙を流すことを禁じ得ないでいるのをみて、大人になったビバは、息子を受け止めて抱き締めた。さよならの気持ちも込めて。
大切な人を失ったとき、人は誰でも思うだろう。
「あのとき、こうしていれば…」「あのときこう言っていれば…」
この作品は昨日を「ループすると」いう事象に巻き込まれることにより、それを精一杯試してみる物語だ。
それも主人公は「子どもの目線」という、混じりっけのない純粋な思いに突き動かされている。
けれど結末としてあるのは、「人間には定められた運命を変えることはできない」という、どうにもならない現実だ。
子どもの純粋な思いは報われはことはない。
友人の思いと現実の苦さを噛みしめ、友人を見送る主人公は大人になる。
この作品も苦さを含んでラストシーンを迎える。
けれど子どものとき報われなかった主人公の優しさは未来にあった。
大人になった主人公は再び「大切な人」を抱きしめる。
「あの日報われなかった思い」を主人公の思いで「大切な人の精一杯の思い」とともにねぎらいの言葉をかけるのだ。
短編だからこそ、蛇足なく、ひたすら読者の想像力をかきたてる素晴らしい作品である。
ノスタルジックな雰囲気と、温かみのある作画は、この残酷とも思える結末を、ずっと優しさと共に伝える役割をきっちり果たしている。
本当に完成度の高い作品だと思う
外部サイトでこの漫画の紹介がされており、無料で4話読めたので気になって、この漫画の為に登録しました。
まさか6話で終わりとは思わず唖然としたけど、登録して良かった。
悲しい話だけど、どうにもならないことがあること、それでもどうにかしたいことがあることを改めて思い知らされた。
もしも自分が同じ体験をしたら…なんて考えたり、目頭が熱くなる思いでした。
2006年に世にも奇妙な物語で映像化されており、多少違いはあるものの、そっちも観てみたいと思った。
賛否はあると思うが、無料分を読んで先が気になると思った人には読んでほしい。
そんな作品です。
運命は変えられないけど、後悔しないために与えられた時間なのかなと思いました。
大切な人が自分と別れたすぐ後に亡くなったら、自分がこうしてればああしてれば…と悔やんでも悔やみきれない気持ちになると思います。
でもこの作品のように何度もタイムリープして挑戦し、自分はやるだけのことをやった、と思えた時、本当の意味で供養出来るんだろうな。
突然のお別れよりも心構えが出来ていいのかも…いや、やっぱり辛い!辛すぎる…!!