昨日公園

あらすじ

遠藤陽介は、公園のベンチに座り、自分の子供時代を思い出していた。遠藤は小学校2年生でこの公園近くの団地に越してきて以来、ずっと同じ町に暮らしている。当時、遠藤には町田隆男――通称“マチ”と呼ばれる親友がいて、よくこの公園で日が暮れるまでキャッチボールをしたものだった。でもマチは、ある日突然、事故で亡くなってしまう。やがて、この公園で時を戻すことができると知った遠藤は、マチを救うために“昨日”を繰り返すが……。直木賞作家・朱川湊人の傑作短編『昨日公園』(文藝春秋社刊『都市伝説セピア』収録)のコミカライズ!

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  2. 001話 コメント148
    追憶
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    ビバとマチ
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    10月7日
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    昨日公園
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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    ぜひ最後まで読んで欲しい

    無料で少しでも読んでみて、興味が持てて、絵が嫌いとかなければ、ぜひ最後まで読んでください。
    以前に映像化されているようなのでラストを知っている人もいらっしゃると思いますが……私には、最近読んだ作品では一番心に残りました。
    ホラー感はなく、切ない気持ちとやりきれなさがありますが、不思議と読後感が悪くない良い作品だと思います。
    短編ですっきりまとまっているのもGood。

    • 124
  2. 評価:5.000 5.0

    昔、ドラマで

    ネタバレ レビューを表示する

    世にも奇妙な物語でありましたよね。
    たしか、堂本光一さんが主演されてたと思います。
    子供の話ではなかったですけど、幼馴染が死んでしまうから、何度も助けようとするで、最後は諦めて、、、
    年月が経って、今度は自分が奥さんに助けられてるんではないかと気づいた所で終わるんですよね。
    それの元ネタなのかな?

    • 84
  3. 評価:5.000 5.0

    久しぶりに漫画で泣きました

    ネタバレ レビューを表示する

    途中から何度もボロボロ泣きました。あっという間に読み終わってしまいましたが、心にずっしりと残っています。
    おばあさんの話に繋がるのかと思っていたら、最後のオチは全然違い、うまいなぁと思いました。
    何気ない毎日を大事に生きていこうと思います。
    今まで口コミなんて書いたことなかったですが、書かずにはいられませんでした。

    • 50
  4. 評価:5.000 5.0

    涙腺崩壊した!切な過ぎる

    ネタバレ レビューを表示する

    親友を救いたい、何度も「昨日」に戻り、何度も助けようとする。でも親友の運命は変えられない。だったら親友の守りたいものを守るために主人公は受け入れることにした。
    子供ながらにお別れを受け容れる純粋さ、健気さに泣きました。
    もう助からないなら、運命が決まってるなら、「きちんとお別れをしよう」とするところ。
    ダムが決壊したかのように、ボロボロ泣きました。
    こんなに悲しくて切ないのに、読後感は優しい。

    • 38
  5. 評価:5.000 5.0

    ノスタルジア、そして、戦う子ども

    この原作者の漫画化作品は「死者恋」「フクロウ男」と読んできて、これが三つ目。
    「フクロウ男」も結構凄かったけれど、本作には完全にやられた。

    話としては、いわゆる「ループもの」で、主人公の少年は、友達を救うために、同じ一日を何度も繰り返す。

    私はそもそも短編小説という表現形態が好きで、短編小説の良質な漫画化も好きである。
    その点から言えばもう、本作は満点という他にない。

    何がいいって、作品の空気感がいい。
    ピンポイントの世代で言えば、私より少し上の年代により刺さるのだろうが、描かれているのはほとんど普遍的と言って差し支えない、あなたや私の「あの頃」であり、そのノスタルジックな手触りは、絵柄と相まって、とても魅力的に映った。
    そのノスタルジアと、反復される友人の死、というもの悲しいファンタジーが、一種特異な世界観を創出している。

    思うのだが、子ども、という存在は、大人ではあり得ない種類の戦いみたいなものを、日夜続けている気がする。
    その大半は、大人になってしまった我々の目からは些細な問題に映るので、私たちはいつしか、その壮絶さを忘れる。
    「下らないことで悩んでたよね」と。
    しかし、大人がどれほど子どもを笑っても、あるいは自らの幼さを自嘲的に振り返っても、やはりそこには過酷な戦いがあったのだと思うし、その欠片くらいは忘れたくないと私は思う。
    子どもと関わる人間であるなら、なおさらだ。

    本作が描いたのは、「昨日」が繰り返されるファンタジーであるのと同時に、大人には決して理解されることのない孤独な戦いを続ける少年の、つまりは、かつてのあなたや私の、普遍的な物語でもあったと思う。
    そういう意味で、本作は、戦い続ける子どもたちへのアンセムであり、その戦いを終えた大人たちへのレクイエムでもある。

    作品において「子ども」を描く、ということについて、これ以上に誠実な視線というものを、私はあまり知らない。

    by roka
    • 37

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