3.0
シスコンと腹黒チャラ団長
ノーラは妹が大好きなシスコン王女様
けれど、苛烈な王位継承争いの際、妹を守るため継承権を放棄しています
更に納屋に閉じ込められ床で寝てたり、ご飯も満足に食べられないなど、生き抜くため自分のことは一通りできてしまう不遇な王女
そんな彼女はシスコンを拗らせすぎ、政略結婚すらできない不出来さゆえ、王妃に妹が嫁いだ大断裂の向こうのヴァンレインへ厄介払いされてしまいます
そこで出会ったのが、自身の騎龍を殺した龍殺しの騎士団長ハーヴェイ
彼は自身の騎龍を亡くし、さらに呪いまでかかっており、龍騎士団長ではあるものの、どこか立場は微妙
そんな大切なものを無くした2人が出会った事で、前騎士団長の騎龍アクセルの心が動き、ハーヴェイは念願の契約に漕ぎ着けます
しかし、アクセルはなんとノーラとハーヴェイの2人と契約するという前代未聞の提案をし、自国へ送り返されそうになったノーラを救い(?)ます
2人はなんやかや距離を詰めていきますが、描かれ方はどちらかと言えば友情よりで、確かに過保護ではありますが、どうも釈然としません
アクセルとハーヴェイ、そして彼の元相棒の最後は涙なしでは読めませんでした
龍の描き方がとても繊細かつ人間的で、宗教まであるのがよくわかります
ただ、呪いを解いた!王太子夫妻が結婚した!というところで(単行本二巻)で連載が止まってる?というか、完結となっており、不完全燃焼感は否めません…
ぜひ、ノーラとハーヴェイの恋の行方も知れたらなと思うので、作者様方よろしくお願い申し上げます♡→小説嫁は言わないでw
面白かったです!ありがとうございます♡
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