逃げ上手の若君
- タップ
- スクロール
あらすじ
1333年、鎌倉――。幕府の後継として生きるはずだった少年・北条時行は突然の謀反で故郷も家族も全て失う。しかし時行は、生き延びることに関しては誰よりも秀でていた。信濃国の神官・諏訪頼重に誘われ、少年は逃げて英雄になる道を歩み始めた!
入荷お知らせ設定
?機能について入荷お知らせをONにした作品の続話/作家の新着入荷をお知らせする便利な機能です。ご利用にはログインが必要です。
ユーザーレビュー
-
えらいマイナーな人物!
ええー、主人公が北条時行?
びっくりしました。
北条高時の遺児・時行が鎌倉から諏訪へ逃げ延びて、再び北条を再興すべく後に中先代の乱を起こす。
高時の同母弟・泰家も脱出できたんだ!
だいたい一族玉砕と言っても、何人かは生き延びるもんですよねー。
この人が主人公になる作品は今まで無かったですね。
時行から見た鎌倉〜南北朝時代の世の中、とても新鮮で面白いです。
昔の大河ドラマ「太平記」でも時行や泰家、諏訪頼重はナレーションで適当に解説されるだけに終始して
そこはつまらなかった。
父の北条高時や長崎高綱(円喜)ばかりがドヤドヤ派手に登場してたな〜。
潔く散るだけが武士の美徳ではない。
生き延びてこそ何事かを成し遂げられるのだ!という意気込みの溢れる作品ですね。
ナンセンスなギャグシーンや人物の変顔に思わず笑ってしまいます。😂by 島村速雄- 11
-
5.0
北条時行
とりあえず検索しちゃう(笑)ジャンプとかの少年誌の作家さんってほんと歴史に興味持たせるの上手ですよね。単純に漫画として面白いもあるけど歴史ものはその周りを史実とかで埋めて知識欲を満足させていけるのが2度美味しいというかなんというか。
絵もかわいい、キレイ?迫力もあるし臨場感もなんて誉めたらいいかわからないけどまぁすごい。
いつもいろんな漫画無料で読ませてもらっててこういうのはなんですがやっぱ商業誌で描いてる人ってネット限定とかとはカクガチガウ。とか思ってしまいます。(素人の個人的な感情です。)買って読んで持っておきたい漫画。by にむいむい- 1
-
5.0
キャラデザインが可愛くて
驚かされました。アニメから入りましたが、そちらもクローバーワークスさすが。
確か4月期のウインドブレーカーもクローバーワークスだったような。原作に忠実な
キャラデザインがくるくる動き、声がつくとより魅力的で面白かった。
私は楠正成が結構好きなので、今後どう描かれるか楽しみ。日本史は得意ではないですが、
史実もふまえつつ上手くファンタジー要素とギャグもちりばめてバランス良く描かれていています。
頼重がギャグとイケメンキャラの時の触れ幅がありすぎて、好き嫌いは別れそうな気もしますが、
アニメから入った私は中村さんの絶妙なさじ加減の演技がイメージ通りで、原作もスルッと読めます。
裏切りに次ぐ裏切りからスタートするので、結構最初ストーリーが暗い&重いため、個人的にはこれ
ぐらいの案配が好み。ここらが読む人を少し選ぶかもですが、とにかく絵が綺麗で読みやすいので
続きが楽しみです。時行はラスト、諸説あるので作者さんがどういう結末を描かれるのか今から
気になります。ラストまで追いたい!by Eaucari- 4
-
5.0
大河ドラマの影響で鎌倉末期に興味があったので読んでみました。
地方の内乱の話にしても、戦場の地形やそれぞれの勢力の陣容など史実に即してリアルな上に分かりやすく描かれており読み応えがあります。
ギャグ漫画の要素も豊富なので、思わず声に出して笑ってしまうことも多いです。ホラー要素がこの先どんなふうに織り込まれてくるのかも気になるところ。
最初のところで「北条氏が幕府を継ぐ」とか「北条の血筋が鎌倉殿」など将軍の存在を無いことにしている点は、時行の物語に焦点を絞って話を展開するための少年漫画らしい省略技法なのかなと納得しています。(複雑な権力構造をそのまま描くと時行の立場がぼやけるので…)
全体的にとても面白いので、この先も楽しみにして読みたいと思います!by サム子- 2
-
4.0
かつて南北朝時代はタブーだった
今から20年ぐらい前までは「足利尊氏は天皇に弓引いた逆賊」と所謂、「皇国史観」の教育を受けた世代がたくさん存命してた。
歴史小説家の間でも吉川英治先生が「私本太平記」を仕上げた直後に急逝されたことから南北朝時代を題材として取り上げるのは憚る風潮があった。
ただでさえ複雑な背景の南北朝時代を題材にしながらも少年漫画のテイストに上手く仕上げていると思う。
これまで戦国時代や安土桃山時代の合戦を描いた漫画は多数あれどこの時代の合戦を描いた漫画はなかなか無く時代考証をしっかりリサーチしている点が好感を持てる。
これから主人公と足利尊氏との絡みが増えてくると思うがあの複雑な性格(双極性障害だったという説がある)の尊氏をどう描くのか。
後世の我々は主人公の最期を史実として知っているのでそこも含めて今後の展開が楽しみである。by グレゴール・ザムザ- 1
同じ作家の作品
Loading
関連する作品
Loading
4.0