マリアが、隆之の由梨への思いを認めて身を引いたから、いい女だった、いい別れだったみたいに描かれてるけど、なんか違う。
実際何もなかったけどそんなの他の誰にもわからないし、自分の思いにケリをつけたかったんだとしてもホテルに呼び出しバスローブで待ってる、そこにノコノコ入ってしまう既婚者で社会的地位のある隆之、どっちも駄目じゃない?少なくとも由梨の立場からすると絶対にやってほしくないことだと思うけど。
言ってることも、地位を掴むために別れたのに取り戻さないとやってきたことが無駄になる??とか、隆之も、確かにマリアの苦しさには気がついてなかったんだろうけど、そんな理由で別れを告げられたのにひとりよがりで傷つけたとか、なんかおかしい。
しかもこの描かれ方だと、マリアから由梨への思いの話が出なければ、過去の自分を後悔して危うくマリアを助けてしまいそうな表情だったよね?マリアに言われてハッとしてる感じで。ここの描き方もうちょっとなんとかならなかったのかな。
結局いいお別れができた自分に酔った状態で由梨のところに向かうんだけど、ここに至っても由梨が何に苦しんでたかわかってないっていう。わかってたらマリアのところに行かないわな。
このあと黒瀬といるところを見ちゃってまたグダグダするんだろうけど、由梨を今井の呪縛から解き放ってくれた隆之は幻だったのかしら。話が進めば進むほど隆之がポンコツで、なんだかがっかり。
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