【ネタバレあり】満州アヘンスクワッドのレビューと感想

興味深いが…

歴史で、イギリスが持ち込んたアヘンにより清が弱体化した、と習った記憶があります。なんて下衆な国なんだろうと思いました。
主人公は笑顔爽やかな好青年ですが、複数件のレビューで指摘されているように、アヘンを製造し売りつける下衆な商売をしていて、あまり共感する気になれませんでした。
アヘンが中国にもたらした禍の歴史をもう少し丁寧に導入部で描いていたら、違ったかもしれません。

戦時中は何かとヤバめなオクスリが横行していた実際聞いたことがあります。
て絵はあまり好みではありませんがスリルがあってなかなかおもしろいです。

家族のためか女のためか

主人公は母親の病気を治すため、薬代のためにアヘン開発に手を染めますが、艱難辛苦のあげく、金を手にした時には、母親は独りぼっちで酷い有様で亡くなっていました。
母親の死後、アヘンから手を引くのかと思いきや、今度は、弟と妹の学費のために…
頭は良い設定なのですが、学ばないのかな…

どう

進展していくのかが気になる。めちゃくちゃ展開が読めない。
酷い、辛い、惨い、気分が悪くなるようなシーンもあるけど、それでも気になる内容。
そして、戦争は人を変える、起こしてはならないことだと痛感する。

結構きつい

難しいと思うところも私には多かったです漫画だからやんわりきれいにという感じが一切ないのがむしろすごくいいです夢や希望を描くのも勿論大切ですがフィクションですが辛いどうにもならない現実を描くのももっと大切です

戦争時の歴史と阿片と

舞台は戦時中の満州。阿片を使って大金を得ようとする者の話。冒頭にラストエンペラーである溥儀の皇后の話があり、まずそこから調べながら知識を入れながら読みました。
阿片を売り捌くのは全然健全じゃなくて、悪だけど、主人公の境遇から複雑な気持ちで読んでます。
どこで大物になるんだろう。

やっていることは

昭和12年に関東軍の兵士として満州にやって来るも、右目の怪我で農業義勇軍にまわされる日方勇。
母の病気を治すためアヘン密造に手を染めていくのだが、間に合わず母死亡。
日本で妹弟とお金に困らない生活をするために勇は、アヘン密造をのめり込んでいく。

仲間を増やしお金を稼いで事業を大きくして行くのだが、
それって、アヘンを売りヤク中を増やして富を得ること、
好きな人をヤク中にしてしまう男性や、
目の見えない弟を残して惨殺されてしまう女性がでてしまう。
それでも勇は、仲間を増やしお金を稼いで事業を大きくして行く。

先が知りたく読んでしまうが、ヤク中を増やしお金を得る話しだよな、と引き戻されたりする。

アヘン

これって　実際にあった話しではと　錯覚してしまう。ぞくぞく　ワクワクします。まだ最後まで読んでいないので、これから楽しみです。

結構

結構グロテスクで気持ち悪い場面も多いが、主人公のピュアな心に救われる。戦時中、戦後の日本てこんな感じだったんだろうか。満州ってこんな感じだったんだろうか。歴史にも興味が湧いた

アヘン

当時の日本がアヘンに関わっていたことは知りませんでした。家族を守るため生きるためにはこんな暮らししかなかったのでしょうね。人間て賄賂に弱いのだ。正義をかざしていても裏あり闇あり。