4.0
どうしてこうなった
最初はよくある異世界転生モノかと思いましたが、いわゆる普通のファンタジー。
剣と魔法の世界かと思いきや、魔法も無い(多分。原作全部読んだわけではないので本当に無いのかは未確認)
特殊な能力や神がかったスキルも無いので、世界設定としては、ある意味、現実世界にかなり近い架空の中世風世界です。
なので単純な武力(剣術/体術)や軍隊、軍事力、政治、外交、権謀術数、駆け引きが物語の鍵となってきます。
主人公は知力も武力も高く、国政を担いながらも早いとこ弱小な自国を売って気楽な隠居生活を送ろうと全力で頑張りますが、これがどうしてなかなか上手くいかない。
読んでいても「おっとそう来るか?」という感じの意外な展開が結構あります。
主人公を取り巻く女性も何人か登場しますが、いわゆるハーレムモノのような展開も無く、お色気シーンもほぼ無し。
なので最近流行りの「異世界」「ハーレム」「お色気」「主人公チート」「ほぼ無敵」といった傾向の作品にウンザリしている人は、少し安心して読めるのではないでしょうか。
傾向としては、やや軍事面に偏った展開が多いので、個人的にはもっとお金や政治、商業、貿易などの話も出てくると面白くなりそうだなと感じます。
- 2