【ネタバレあり】チ。-地球の運動について-のレビューと感想（3ページ目）

血みどろのタスキ

たくさんの人が言葉通り命をかけて繋いでくれたから、今の説があるんですね。
彼らがいなかったら科学も文明も医療も、さほど進歩していなかったんでしょう…
次の人に繋げるべき命のタスキを、もし自分が手にしたらどうしよう。
血に塗れた石箱を見てなお、責任の重さから逃げてしまう気がします。

本屋で見かけたことはあるけど、どのような物語なのか知らなくて、買おうとも思わなかった。
だから、知りたくて、この機会に読んでみようと手を出した。
感動した。主人公が交代するなんて、中々無い展開だからだろう。次は紙で買っても良いかもしれない。

アニメから読み始めたのですが、、、、、めっちゃ面白いです！個人的に天体系が好きなのもあってハマりまくってます。

おもしろい

評判どおりおもしろい。ラファウの選択が激アツだしアニメを見たら読まずにいられなかったです。主人公が交代しても地動説が繋がってく感じでずっとおもしろい。最後が賛否両論らしいので楽しみ。

とにかく読んだ方がいいと。

思います。

夜、星を見るたびにオクジーも見たのだろうか？
ヨレンタちゃんも、見たのだろうか？
と、寒空の中、空を見上げて、
「チ。」を考えます。
ありがとう。
考える事を与えてくれて。
心からこの本に感謝します。

問題作です。

15世紀 欧州のある国で 地動説は異端として 教会が 探究者たちを弾圧していた時代。
天体の 人間の真理を求めて 命を賭けて 探究した者たちの物語。
とはいえ問題作。閲覧注意。

完結前から 最初の主人公が退場した後 次々と主人公たちが代わっていくストーリーが 話題になっていましたが 表現や描写の残酷さというより 教会が
危険思想を躍起になって弾圧する様に 恐怖しました。
それでも 希望を託して去っていった主人公たちを信じて読み進めました。
まちがいなく問題作。閲覧注意。

難しい

かなり難しい題材です。何度も諦めかけましたがやはり面白いからやめられない。理解するのには時間かかりますが楽しんでます。

素晴らしい作品

話題になっているのは知っていてずっと気にはなっていた作品で、アニメ放送前に読んでおこう！と読み始めたら、、止まらなくなり一気読みしました。

久しぶりに没頭出来る作品に出会えました。

天動説を軸に主人公が移り変わっていくようなストーリー展開なのが面白いし秀逸ですね〜

この時代にこれを大っぴらに口にすることが、これほどまでに危ういということが怖いですね。

そしてごう問の数々。

宗教って一体何の為？？？と思わずにはいられません。

それに抗いながらも次へと繋げていった結末。

作者さんの優秀さに感服しましたー！

知人におすすめされて読みました！
真実を知りたいという欲には抗えないですよね。
同じ志を持った人が集まって熱中するのが何とも言えずワクワクします。

これも歴史の教科書

今では当たり前の知識も先人達が命をかけて紡いできた宝なのだと、その事実が改めて心に刺さっと。昔は宗教が何より優先されて、教本が人間の生きる教科書で自由に生きられない、信仰の重さをまざまざと感じさせられた。それでも夜空は毎日訪れ、何も無い時代だからこそきっと多くの人々が夜空の美しさに心を奪われ、観察し、何かに気づいていったに違いない。そして真理を求めようというのは、純粋な欲だったのだろう。一見証明しようのない地動説だけど、その純粋な欲が次代へと紡がれて科学の発展と共に証明されていったのだと、そんな長きに渡る歴史を見せてもらった気分になった。