5.0
世界観にうっとり、でした。
戦前から戦中、そして戦後。激動の時代に、すれ違いを繰り返す幼馴染の二人。
日舞の家元の若旦那・春臣と、富豪の御曹司・颯太郎。
二人ともとにかくきれい。そして一途にお互いを求め合っている。でも、男同士の二人が一緒になるにはハードルしかない。
春臣と一緒に生きるために、離婚をして戦争に行き、ちゃんと帰ってきて、さらに実家も出た颯太郎は本当に男前。
最後のタヌキといい、冒頭の市村さんに化ける颯太郎といい、化かし合いもテーマの一つだったのかな? 不思議な雰囲気の儚げなストーリーでしたが、ハッピーエンドで安心しました。
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