4.0
巫女の努めとして1年の眠りについたはずが、目覚めてみたら12年の月日が流れ、世の中は大きく変わり、婚約者も亡くなっていた…。
そんな主人公・朔と亡くなった婚約者の弟・陣。
眠りにつく前は年下だった陣が、眠りから覚めたら年上の男性になっていて、更に慕っていたと告白される。
1年だったはずの眠りが12年にもなった訳、婚約者の死の真相、目覚めたあと婚家が冷たくしてきた訳、それらが絡み合っていて、なかなか読み応えがあった。
あさぎ千夜春先生の話の展開の良さが十分楽しめる作品だった。
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