5.0
良い!!!
ある種のロマンを感じるストーリー。
作品を通して、今の自分たちの社会を省みる、良い機会を与えてくれる作品です。
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ある種のロマンを感じるストーリー。
作品を通して、今の自分たちの社会を省みる、良い機会を与えてくれる作品です。
大寒波による500年の人工冬眠から目覚めた太郎は、しばらく一人彷徨い歩き、パルとミトに救われ、ミトが絶命した後も、パルとともに日本を目指し旅を続ける。
太郎たちには、試練が、次から次へと襲いかかる。
特に、強烈なのは、ラスボス感のあるロックや、ブシフ、など凄い強敵との争い。コイツらは、マリョウなどの伏魔殿に巣食う、欲望にまみれた魑魅魍魎のようなもの。太郎たちは、否応なく、この腹黒な奴らの大きな野望の渦に巻き込まれ、権力闘争を繰り広げていく。さしずめ現代版の巨大企業のトップや国の統治者との権力闘争のような.....
一方、野性の王者感があるパルや、パルの妹の国母プリ(ギョン)、情に厚いハッタなど は太郎にとってかなり頼もしい存在だ。冷静沈着で頭脳明晰な太郎がどのように指揮を取っていくのか、その頭脳戦、攻防が見物である。
ところで、ここでのパンダ🐼が全然可愛くなくて、怪物級に巨大で人間を食うほど凶暴なのには、少し引いてしまった。パンダが、トラウマになりそうだ。
とにかく、つくづく、人の世は金(マー)や石油などの資源の力に左右されている、という雰囲気にはウンザリする。
この話は、まだまだ続きがある。ヒューマの国とは日本のことなのか?太郎の娘は生きているのか?、など謎が色々残る。先の展開が、とても楽しみだ。
浮世離れしているような内容から始まったのに、読み続けるうちに、近い将来あり得るのではないか??と思ってしまします…はまります。
絵も独特ですが、いきなり家族を目が覚めたら失っていたというショックなストーリー展開から、生き抜いていく主人公の逞しさ。周りの人に助けられながら今後どう日本までの道を辿っていくか。楽しみです。
温暖化のほうが、まやかしだった。
この作品のような世界が来るかもしれない。
アテになるのは自らの五感だけ。
そんな世界の方が、時間や金、場所に拘らず自由に
生きていけるのかもしれないと、感じた。
近未来の中東で冬眠装置に入ったIT社長。
500年後目覚めると装置の不備で妻も息子も亡くなっていた。
外へ出ても建物は廃墟になり人もいない。日本を目指して旅にでる太郎。
途中、時代が遡ったように狩りをして食料を獲る生活をする「人類」に出会う。
群れになると長になるものがあらわれ、争いも始まり
文明社会で生きていた太郎の知恵が役に立つこともある。
人類の歴史を身をもって体感する太郎の過酷さが描かれます。
文明の有無に関わらず人として大事にするものとは、など
太郎と共に考えさせられる作品です。
カプセルの中で生き延び目覚めたら五百年後。世界が崩壊していた…
人っこ1人いない廃墟の世界で野垂れ死に直前に通りがかりの男に拾われる。そこから始まる原始人のような古代生活、しかし今から500年後でもある。
カプセルの中で生き延び目覚めたら五百年後。世界が崩壊していた…
人っこ1人いない廃墟の世界で野垂れ死に直前に通りがかりの男に拾われる。そこから始まる原始人のような古代生活、しかし今から500年後でもある。
お金という概念がない原始人生活も人が集まればそこに社会ができ、闘争、権力、支配するものされるものが生まれやがて「お金」が誕生する。
縄文時代からの歴史を見ているようであり、しかしそこには現代社会に疲れ切った記憶を持つ主人公がいる。タイムスリップ物語のようであり、500年後であるという不思議。
絵が独特で引き込まれます!
目が覚めたら、人がいない世界にいた、という映画があった。それに近い。目が覚めたら、人のいない世界。しかも自分がいた時代より500年先の未来。面白い。
絵が好みが別れそうなので、表紙だけなら自分は関心が向かなかったかもしれません。広告で冒頭のシーンが紹介されていたので読んでみたら、ものすごく壮大なテーマで引き込まれました。氷河期で文明が滅んで500年経過。ある理由で500年生き延びた主人公(表紙の男性)はどう生きるか。500年後の人類との関わりが最近よくある転生無双ものみたいには、今のところなっていません。続きも購入して読みたいと思います。