5.0
本当のことなんて、分からない
ママ友という微妙で壊れやすい関係性に焦点を当てた群像劇。本当のことなんて、誰にも分からないけど、分からないということを分かった上で、心地よい関係性を模索する必要があるんだろうなあ。色々考えさせられる話でした。
この作者、レタスクラブという雑誌としては異端の作品を出しているようですが、読んでいて嫌な気持ちにはならない範囲で「本音」を描く塩梅がとても上手だなと感心しています
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ママ友という微妙で壊れやすい関係性に焦点を当てた群像劇。本当のことなんて、誰にも分からないけど、分からないということを分かった上で、心地よい関係性を模索する必要があるんだろうなあ。色々考えさせられる話でした。
この作者、レタスクラブという雑誌としては異端の作品を出しているようですが、読んでいて嫌な気持ちにはならない範囲で「本音」を描く塩梅がとても上手だなと感心しています
さらっとしたタッチに、繊細な表情や重い感情が乗せられていてサクサク読めます。よくあるママ友系ですがミステリ要素もあってライトに読みやすいです!(内容は重いです!)
ママ友ママ友と言っても結局は他人、どんなに仲良いつもりでも、自分の家庭で精一杯でそこまで思い詰めてたなんて知らない、そして4人のママはそれぞれの道を歩いていく。しかし、最後にユキちゃんがパチンコに通っていたことを旦那が目撃していたママ、もう家族ぐるみで会うこともないし、身内だし、言ってしまう事もあったかもしれないのに、「これは知らなくていいユキちゃんだよね」と、優しい嘘をつくところが切なくもあり、ちゃんと「友達」だった女の友情を感じました。
ゆきちゃんとは違うけど、子供たちが幼稚園だった頃、私も日常生活から逃げたいって思ってたことありました。
ヨリちゃんともまた違うけど、
ヨリちゃんの考えてる感じと似てるかも。逃げるほどの理由もないし、、みたいな。
結婚相手によって、生活は変わってくるなぁとつくづく思います。
それがよくわかるマンガだなぁと思います。
隣の芝は青く見えてしまいます。
実際はみんな色々抱えてる。
この漫画で描かれてる世界、痛いほどよくわかります。狭い世界の閉塞感。どんなに仲良く楽しそうに見えても、こういう闇って本当にあります。ゆきちゃんの義母みたいな人、本当に普通にいます。子育ての楽しさを乗っとっちゃうんです。ゆきちゃんの息の出来なさ、辛さ、春ちゃんの孤独、いろんな思いが伝わってきました。
子育ては平等じゃないなって部分がよく書かれてます。
年収も違う、旦那の協力も違う、夫婦どちらかの実家が近かったり、同居だったりで人生が大きく変わりますよね。
手伝ってもらうことが楽とも限らないし、
手伝って貰わないから大変かというとそうでもなかったり。
私が苦手なのは上の子が居るからって余裕ぶってる女。上の子が居る人って人の痛みに鈍感。
所詮ママ友は子どもつながりだから、薄い関係性だと思うけど、、、
子ども同士が遊んだり喧嘩したり仲直りしたりするから薄い関係とも言ってられないんですよね。
イロイロ4人みたいに勘ぐったりしちゃう。
ユキちゃんは辛かったんだろな。ヨリちゃんの姑さんは知ってたし。。
ツバサくんのダークな一面気になるし。
ヨリちゃんの最後は、、きっと台車をキックボードみたいにして旅に出たのかな?^_^
読み応えありました〜!
表面上しか知らない、いいとこだけしか見せない友達とも言えない関係性や、マウントとったりや劣等感、嫉妬心、でも誰が誰にそう感じているかは分からない…
女のギスギスがリアルで…性格悪いなー関わりたくないなぁって人とも関わらなきゃいけない大人の事情。
生活に不満たっぷりで他人が羨ましくてしょうがない、自分はなんて不幸なんだろうとか思っていても、人の幸せを願えるうちは気付いてないだけで本当は幸せで余裕あるからなんだなぁと思いました。
読み始めたら止まらなくて一気に読んでしまいました。
個人的に友ちゃんがコー君に「モンスターペアレント」って言われて「ガツンと怒っちゃいました」っていうのが、一番モヤモヤしました。
娘のすうちゃんが意地悪されてる時は何も言えない(言わない)のに、自分のことを言われた時はすぐに怒れるんだ、と。
しかも保育園児相手に。
保育園児くらいの年の子なら明確に悪意を持って言ってるわけじゃないって少し考えたらわかりそうなものですが、春ちゃんヨリちゃんと仲直り?したあともそのことに関してのコー君へのフォローが一切ないのも、う〜ん。
ヨリちゃんは典型的な「上の子がいる子」に感じました。
小学4〜5年生辺りでガラッと人が変わって、急に大人しい子になるような気がします。
ツバサくんに関してはあのサイコ的な描写は必要だったのか?
結局大人たちがちゃんとしてなくて一番の被害者になるのは子供なんだな、と考えさせられました。
実在しない子だとはわかってますが、どうかこれから健やかに成長してほしいです。。
別サイトで途中まで読んでいてとても面白く、結末が気になったのでこちらで未読部分のみ購入しました。
結果、買って良かったです。
何かがあったのはわかっていたけどそのネタばらしが最後の数話に入っていたのでやっとスッキリと話が終わったことを受け入れられました。
ツバサ君のような子がどんな大人になるのかと心配になる終わり方でしたね
無料の4話を読んで、続きがどうしてても気になって一気に読み上げました。
消えたゆきちゃん…心の闇が私の心にもあるんだと言うことを噛み締めながら読みました。
自分の子であっても、ご主人やお姑さんにとっては家の跡取りのつばさくん。
後半の斎藤さんちのお義母さんの『ここじゃ有名よ』と言う言葉。残された3人の友達は、もう少し早く知りたかったんじゃないかな。知っていたら、少しは変わってたかも…。
つばさくん自身も、家での自分の立場やお母さんとおばあちゃんの関係を何となくわかってるのか、闇を抱えた子どもになってしまってるような気がするし…。
最後の、斎藤さんどうなったの?逃げたの?続きがあるの?
気になりすぎて、困ってます。