ポケットにいつもバ●ブ 南国ばなな作品集の投稿まとめ

色んなパターンの愛があります。

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『惚れ薬を飲んだスパダリがヤバすぎます！』にハマってしまい、同じ作者様の作品なので購入してみました。
短編集なので読みやすいです。
ざっと内容に触れます。


〈1〜3話〉
ゲイの大学生小麦は、いつかすべてを任せられる信頼出来る相手と出会える様にと尿◯バ◯ブをお守りに持ち歩いている。ところがそれを友人で片想いの相手・賢治に見られてしまい・・

小麦がとにかく美人さん。
賢治も小麦のことが好きで、無事恋人同士になった後は始めの頃の格好良さは何処へやら、絶倫・変態チックでちょっと残念な感じになっちゃってますが、そんな賢治でも小麦が幸せそうなのでオーライです。

〈4〜5話〉
4年ぶりに留学先から戻って来た社長令息の清吾。
出迎えた宏人はずっと昔から清吾に想いを寄せており、留学前に清吾から愛を打ち明けられたものの立場の違いから泣く泣く拒絶していた。
片付けの最中のおもちゃでイタズラを始めた清吾の行為がエスカレートして・・

そんなことするのかい！と清吾に些か引いちゃいましたが、離れていた間もお互いのことを思っていた2人の一途さが良いです。
オウムのモモがイイ仕事してます。

〈6話〉
リーマン菊池はトイレの清掃員に憧れていて、個室であらぬ妄想をしまくっています。
妄想と現実がごっちゃになって、服を脱いじゃう菊池のお馬鹿ぶりがおかしい。
エッチは妄想の中だけです。

〈7話〉
夏祭りでトウモロコシ屋に一目惚れした菊池(前作と顔も似ている)は、1年後の祭りで思い切ってトウモロコシ屋の彼に声を掛ける。
祭り終了後に即エッチです。
「トウモロコシ」で軽く波乱があるけどもちろんハッピーエンド。

〈8話〉
松田は毎月、大人のオモチャのセールスマン青梅の訪問を心待ちにしていて・・

松田は素直じゃなくてちょっと生意気な感じだけど可愛いし、少し崩れた感じの青梅はちょいワルっぽくて色気があります。

〈9話〉
お腹を空かせた青年がゴミ箱から拾って世話をしていた花の匂いに惹かれてついつい舐めてしまうと、なんとお花がイケメンの妖精に・・

こちらの妖精もイケメン。
主人公の空腹が解消されればいいんですが。


全部読んでも9話しかありませんが、気になったお話だけ読んでも良いかと。
私は1〜3話と8話が好きかな。

簡潔なのにとっても面白い！！

短いお話だと、ストーリーとかが分からなくなったりしがちだと思うのですが、そんな事無く簡潔なのにえっちなシーンもちゃんとありますし、おすすめです！！
私はだいたいいつも受けの方が好みなことが多いのですが、これは攻めの方が好みです。攻めの少しメンヘラチックというか、サイコパスというか、なんとも言えない闇らしきものがとても好きです。