ウォーターリリーさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全40件
  1. 評価:3.000 3.0

    読み応えはあるんだけど辛すぎて…

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    皆さまのレビューでヒロインがかなり辛い目に遭うのは覚悟していたのですが、ここまでとは思っていませんでした。

    王の娘なのに妾腹ということで幼い頃から召使い以下の扱いを受け、挙げ句に戦勝国バルディンの皇太子に人質代わりに嫁ぐことになったティナーリア(ティナ)。
    夫となるキースファルト(キース)は大事な恋人がいるからとティナには取り合わず、貴族達には見下され、召使いには金子を横領され与えられるのは質素な食事のみ。生国から付いてきてくれた侍女のマリーだけが唯一の味方。

    ここまででも読んでいて充分キツいのに、これでもかとヒロインを待ち受ける辛苦の数々。
    でも実はキースはティナの初恋の相手で、想われなくても近くにいられるだけで幸せと感じているいじらしすぎるヒロインに涙。

    ティナに心中では惹かれながらも悪女の後妻に溺れる父王を反面教師に冷たい態度を崩さないキース。

    更にスパイの疑いをかけられたり、嫉妬したキースに乱暴されたり、果ては隣国から攻め込まれたりとこれでもかというほどの目に遭うティナが気の毒すぎる。
    そしてキースへの愛故に我が身を犠牲にするティナ。
    キースと側近のライオネルが真実を知って後悔しまくる辺り「遅いんだよ、バカ(怒)」と腹を立てつつティナの健気さに泣けて仕方ありませんでした。

    もちろんハッピーエンドです。そして長めの番外編の甘々なお話の数々が辛さを上書きしてくれているので多少気分は落ち着きます。
    番外編のキースは人が変わった様にティナ溺愛を見せつけてくれてます。じゃなきゃ許さんわ。

    • 59
  2. 評価:3.000 3.0

    うーん・・

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    お話のあらましはあらすじを読んでいただければ分かると思います。
    ちょっとしたことで意地を張ってしまって素直になれない両片想いカップルのお話です。
    最初は、これ幸いと手のひらを返した様にジーナに愛を語るカルロの姿に頑張れーと応援していたのですが、なんか途中からエロ漫画か?みたいな展開になって来て。
    このお話にエロは求めていなかったのでびっくり。
    カルロが記憶のない(設定の)ジーナにぐいぐい迫って、身体だけが目当てなわけではないんだろうけどかなり幻滅。
    記憶がないからこそ大事にしてあげて欲しかったな。
    とりあえず配信分は読みましたが、今後もこんな調子ならちょっと読む気が失せるなぁ。

    • 19
  3. 評価:5.000 5.0

    NEW
    いつまでも色褪せることのない名作

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    アニメ化・ドラマ化もされた言わずもがなの不朽の名作です。無料作品に入っていたので今更ですが感動を伝えたくなってしまいました。

    平凡な女子高生ひろみが元名プレイヤーの宗方コーチに見出されテニスの一流選手を目指すいわゆるスポ根ものですが、それだけにはとどまらない魂レベルの愛を教えてくれる奥深い逸品です。

    ひろみを取り巻く登場人物達もみなそれぞれにとても魅力的。でも今の時代から見たらみんなあんまり大人びてて。
    藤堂さん達西高3人組やお蝶夫人が登場時高2とかちょっと信じ難い。宗方コーチや桂コーチといいあの歳であんな人格者なんてあり得るのかと思ったりもしますが。

    しごきとも言える厳しい指導に必死に食らいつき、プレイヤーとして花開いていくひろみ。そんな彼女を襲うのは敬愛する宗方コーチの病死。
    再起不能かと思われるほど落ち込むひろみですが、宗方コーチの親友で後を託された桂コーチや藤堂さん、お蝶夫人達の支えで立ち直ります。

    宗方コーチの死以外にも泣きどころが多すぎて、障がいを持つ子供達とのふれあいや太くんとたろうのお話、若かりし宗方コーチと難病の少年の交流等思い出すだけで涙涙…
    心に染み入る名台詞も数多く、この漫画が長らく愛されているのも納得です。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    当たりです!

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    アンソロジーは読みやすくて手軽に楽しめるのがいいですよね。
    面白くて全話読んでしまいました。
    以下、さらっとネタバレさせていただいてます。

    〈1〜3話〉
    5歳になると何某かの『加護』が与えられる世界。
    『暗殺』の加護を与えられた侯爵令嬢ミレーヌは家族にさえも疎まれているが、その立場ゆえに命を狙われている王太子ロイクに見込まれ契約上の婚約者になります。
    悪意を察知するミレーヌ(腕も良い)と実際に手を下すロイクの2人が息ぴったりで微笑ましい(物騒だけど)。
    画はこのお話が一番好み。

    〈4〜5話〉
    乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったことに気付いた伯爵令嬢のエマ。
    攻略キャラである王太子と結ばれる妹を妬み、命を狙った挙句断罪される…というストーリーを回避する為、魔力の高い孤児レイフを護衛とするべく引き取る。
    8才差の年下男子の執着愛がちょっと怖くもあります。

    〈6〜7話〉
    公爵令嬢アレクシアは、王太子から聖女を虐めていると有らぬ因縁をつけられて婚約破棄を宣言され悪役令嬢の誹りを受けます。
    が、『悪役令嬢』こそ自分の役割なのだと俄然張り切るアレクシアの活躍が爽快でスカッとするし、アホでちゃらんぽらんな王太子があらら〜な羽目に陥るのも面白い。
    聖女はまだしも、ヒーロー役の執事リュクの秘密におぉ・・
    特にスッキリと笑いを味わいたい方にはこれオススメ。

    〈8〜9話〉
    家系的に竜を打ち倒せる拳を持つ男爵令嬢レマニュエルは、パーティで婚約者である伯爵家の三男カンドーの面目を潰したとして婚約を破棄されます。
    自分の力が異常なのかと落ち込み、自信を無くしたレマニュエルを執事ミエーレが励まします。
    竜退治の拳は伊達じゃない!可愛いのに格好いいレマニュエル。ミエーレも隠れ超イケメンです。

    〈10〜11話〉
    伯爵令嬢ターニャは婚約者である侯爵令息ユスの恋人モーラを虐めたと言いがかりをつけられ、「ガリ勉ブサイクびん底メガネ」と罵られて婚約破棄を言い渡されます。
    そんなターニャに伯爵家顧問のナイゼルはターニャ自身にも非があることを気付かせた上で、ユスとモーラに対するリベンジを持ちかけます。
    このお話も気持ちよくざまぁしてみせてくれますが、残念ながら画が今ひとつ。


    やっぱり悪役令嬢ものは良いわ。
    満足です。

    • 13
  5. 評価:5.000 5.0

    ポイントは高めだけどオススメ。

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    「毒花」と評される公爵令嬢レフィーナは、婚約者である王太子レオンの想い人・侯爵令嬢ドロシーに対する暴言の数々を咎められ婚約を破棄されます。
    挙句公爵令嬢の身分を取り上げられ、王宮で侍女として働く羽目に。

    実はレフィーナは前世で病気の妹の命を救ってもらう代わりに、神と「神の愛娘」であるドロシーとレオンを結び付ける契約を交わし、この世界に転生した元日本人だったのです。

    悪役令嬢を演じる必要のなくなったレフィーナは今度は侍女として生き生きと働き始め、元々が優しく思いやりのある性格の為周りからも好かれていきます。

    悪役令嬢転生ものって大概婚約者は顔だけのアホだし、恋仲になる女の子は品が無くて性格が悪く、もろアンタの方が悪役やろ!って子ばかりですよね。
    でもレオンもドロシーもとても良い人たちだし、同僚の侍女たちも優しくて、令嬢→侍女落ちしたレフィーナに悪意を向けるのはほんの一握り。しかもわりとあっさり退場してしまうので嫌な気分になることもほとんどありません。

    令嬢時代に犬猿の仲だった副騎士団長のヴォルフとの恋、前世の妹との切ない対面、誘かい事件、ヴォルフの生い立ちに絡むゴタゴタ等々退屈することなく読み進められます。
    レフィーナの能力(一度見たら再現出来る記憶力)を活かす場面がほぼ無くて、消化不良気味なのがちょっと残念。
    絵柄はわりと好きですが、女性の髪型がイマイチ。特にレフィーナの髪型がボサボサした感じで、侍女時代はいいとしても今ひとつご令嬢っぽくないのが気になりました。
    でも幸せなエンディングで買って後悔無し!

    • 12
  6. 評価:3.000 3.0

    1話ずつが短いので気になるお話だけでも

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    全話購入しました。
    虐げられたヒロインがハイスペック男子に溺愛されるパターンが好物なんです。
    内容をざっと書かせていただきます。

    〈1〜2話〉
    狐目のせいで周囲から疎んじられている令嬢が公衆の面前で婚約破棄された挙句、野蛮な国と言われる小国の第三王子と政略結婚させられる羽目に。

    〈3〜5話〉
    容姿が家族と全く違う為、出来損ないと呼ばれ使用人扱いされている伯爵家の妹娘は王太子と婚約させられる。
    仮面を付けた王太子の素顔は謎で、今までの婚約者は皆急逝しており、呪われているのではと噂されている。

    〈6〜7話〉
    終戦後の2つの国の若き王と10歳上の隣国の王女が和平の為、政略結婚で結ばれることに。
    王女を迎えた王は形ばかりの結婚だと冷たい態度を見せるけれど、王女には実は目を合わせれば相手の心の声が聴こえる力があって・・

    〈8〜9話〉
    真実の愛を見つけたからと王太子から婚約破棄を宣言された胃弱な令嬢。
    元々王妃などストレスに弱い自分には務まらないと喜んで受け入れるが、今度は王太子の従兄弟の麗しい次期公爵からプロポーズされる。

    〈10〜11話〉
    無表情で「人形聖女」とあしらわれている平民出の聖女。
    婚約者である王子に婚約を解消され、伯爵令嬢を新しい聖女&婚約者にすると告げられる。
    人形聖女は忠誠を捧げる従者と共に国外追放になるが・・

    もちろんどのお話もハッピーエンドです。
    1話が短いので読みやすいですしちゃんとまとめられていますが、2つ目のお話の呪い?の正体が分からずじまいなのがちょっとモヤモヤ。
    私は3つ目のお話が好きです。
    心の声が聞こえなければ王の態度には悲しくなるところですが、とにかく昔からひたすら王女様LOVEが溢れている心内には笑えます。

    ご購入の参考に。

    • 9
  7. 評価:5.000 5.0

    大好き!

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    いい人がいっぱい。優しい人がいっぱい。
    泣けて笑えて本当に幸せな作品です。

    女子だけ(?)で創設されたプロ野球チームが闘いながら成長していく物語です。
    「甲子園の空に笑え!」の広岡監督に加え、ライバルだった高柳監督もチーム運営に参加してくれるのも嬉しい。

    メンバーも皆んな個性的ですが、エースの瑠璃子ちゃん(オカマ)と、人気球団のエースを夫に持つ好打者の紘子さんの生き様が中々に波瀾万丈。

    お気楽な様でいても、それぞれに悩み苦しみ一生懸命練習に励み努力して優勝という目標に突き進んでいくチームの姿は感動的です。

    笑いどころも多々あって、懐かしのプロ野球選手達(名前は少々変えられてます)や、宝塚風のド派手な応援団、瑠璃子ちゃんのお仲間のオネエさま方等楽しませてくれます。
    とにかくお薦めの一品です!

    • 5
  8. 評価:5.000 5.0

    さすがの川原泉様。

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    川原先生の作品はどれも好きだけど、私にとって「笑うミカエル」は最高傑作のひとつ。
    超お嬢様学園で出会った文緒・柚子・和音はお互い根がド庶民の猫かぶりと知り意気投合。
    相変わらずの独特なぽやや〜んとした世界の中、起きるお嬢様失踪事件。
    ちょっとしたイタズラで超パワーを手に入れてしまった3人が図らずも事件解決に挑む羽目に。

    3人娘がみんな個性豊かで、それぞれにナイト的な人物が側にいてくれるのが良い。
    合間合間ににやにや笑いがこぼれますが油断することなかれ。
    ほんわかした絵に騙されがちですが、『オペラ座の怪人』は号泣です。

    • 5
  9. 評価:5.000 5.0

    とうとう手を出してしまった…

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    漫画の無料お試し読みでこれは自分好み!と思ったものの長編ゆえにお金がかかる・・
    アニメ化もされ、またこれがめっちゃ良作でやはり原作を読みたいと課金の罠に飛び込んでしまいました。

    生まれ育った花街から攫われて後宮の下女に売られた薬屋の猫猫。
    無愛想で薬オタク、面倒くさがりながらも好奇心は意外と強い。
    そんな彼女をある事件をきっかけに見出す高級官吏で宦官の壬氏。
    そこから2人がタッグを組むというか、壬氏の押しに負けて猫猫が後宮での様々な事件に取り組む羽目に。

    周りの人間全てを骨抜きにさせる様な壬氏の美貌は猫猫には全く通用せず、汚いものを見るような眼差しを向けられてうっとりしてる姿はかなり残念な人。
    後宮の人々や花街の妓女達等、個性的な登場人物が多いのも読み応えがありますし、謎に包まれた壬氏の身の上もじわじわと明かされて行くようで楽しみです。

    小説はまだ読みかけで先が長く、謎解きもだけど不可思議な猫猫と壬氏の関係がどうなっていくのかが気になってたまりません。
    最後まで読んじゃうよ、絶対。

    • 4
  10. 評価:5.000 5.0

    何故もっと早く読まなかった、私!

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    中華(風)、それも後宮ものって官位も人の名前も覚えづらくて敬遠気味だった私。後悔してます。
    無料分が多かったのでお試しで読んでみたらどっぷりハマりました。面白すぎる!配信分第一幕終了51話まで購入してしまいました。


    次期皇帝(現皇太子)の妃の育成の場・雛宮(すうぐう)に有力な五家から集められている5人の雛女(ひめ)達。
    中でも玲琳(れいりん)は皇太子の従姉妹であり、「殿下の胡蝶」と言い表しめる美しさと思いやりのある性格で皆に慕われ、皇后になるのは間違いないと言われている。
    反対に慧月(けいげつ)はその生い立ちとぱっとしない容姿に性格の悪さで「雛宮のどぶネズミ」と陰口を叩かれている。
    玲琳を妬んだ慧月がたなばたの日に道術で2人の身体を入れ替えてしまい…

    と来て、嫌われ者と入れ替わってしまった世間知らずのお嬢様が虐められ苦労するお話かと思ったらとんでもない!
    この玲琳、見かけとは程遠い鋼メンタルの持ち主。
    虫もネズミも全く平気だし、ライオンと同じ檻に入れられても慌てない。
    常に死を意識する程病弱だった身体が逞しい健康体を得て大喜び。追いやられた小屋で嬉々として農作業や裁縫に勤しみ、大好きな芋をたくさん食べて幸せ一杯。

    一方、外見玲琳の慧月の方はと言えば、皇太子の堯明(ぎょうめい)やお付きの女官達に大事にされ我が世の春を楽しむ…はずがあまりの身体の弱さに苦しみ、尚且つどんなに体調不良でも芸事や心身の鍛錬に励んでいた玲琳の日常を知り慄いたりと入れ替わりが天国ではないことを知ります。
    そんな別人の様な2人に違和感を覚える人達も増えて、結局は入れ替わりが知られてしまうのですが…

    初めはただただ慧月がすごく嫌な女。だけどそんな風になったのには理由があり。
    ポジティブながらも弱すぎる身体で周囲に心配をかけてしまう事を悩む玲琳。
    そんな2人はこの異常事態の最中に心を通わせ友情を結び、真の敵に立ち向かう。

    ヒーロー役は尭明の異母弟で鷲官長(後宮内の風紀を取り締まる長官)の辰宇(しんう)かと思ったのですが、終盤はほぼ尭明の独壇場。
    尭明は玲琳を溺愛しているし、普通で行ったら玲琳が尭明の妃になるのは決定事項で覚悟も当然あるだろうけど玲琳には誰に対しても恋愛感情はないんですよね、今のところ。

    玲琳のお兄様達が新たに登場して来て、第二幕がどんなお話になるのかめっちゃ期待大です。

    • 4

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