3.0
最初は酷すぎるけど‥
胸糞悪くて後味悪く最初の方はトラウマもので読み返したくないくらい。
主人公のしたことは勇気ある正しい事だけど、やる前に家族や周りの意見も聞いてみたり訴えるやり方を考えたらよかったのにとは思ったが
こどものした事にそこまでする?と呆れ腹立たしくてたまらない。
昔の日本や田舎では当たり前だったのかもという意見がたくさんあったけど、ほんとにここまで味方がいないなんて事あるのか?
調べたら元になった1952年の事件では村八分は1年未満で収まっていたり告発した女の子の事を称えて支持する人も多くいたとの事。60年前だしその関係者の方がこの漫画を見ることなどないでしょうがもし見てしまったら心を傷めるんじゃないか?と思うとこうゆう脚色はあまり好きじゃない。でも作者さんは、実はあって風化されてるだけかもしれないこうゆう話を知らしめるために敢えて問題提起として書いたのかな?復讐物を描きたくて面白くするために酷すぎる描写にしたのではないと願いたい。
時代背景がもっと昔だったり場所によってはこうゆうことも確かにあり得るのかもしれない。ちょっと煙突町のプペルを思い出した。
でも味方が誰もいない、同じ村人で疑問に思う人が誰もいないどころか友達だった子まで掌返して主人公に酷い事をするのは許せないし逆に人間味がなく現実味がないように感じた。
追い詰められたらそうゆう選択になるのかもしれないけど、わたしなら妹を信頼できない人に預けたりせず唯一生き残った二人で助け合ってそれこそ自分の身体を売ってでも妹にひもじい思いをさせてしまって最後はうえることになってでも一緒にいて自分が妹を守りたいと思った。そのほうがたとえ死んだとしても絶対幸せ。
ちょっとそのへんの描写が好きじゃないので、☆をあまりつけたくなかったが、そこからどんどん復讐していく話がおもしろい。主人公が強く狡猾でかっこよく応援したくなるし、やり方はここまで?と思ったり虚しい気分にもなるが、スカッとできる部分もある。復讐の鬼になりすべてを捨てて幸せになることを諦めてるのが潔く、いつも傍らで見守り助けてくれる信田という味方がいるのでいっそ幸せになってほしいと思った。死んだと思ったらいい人に養子にしてもらえて味方がたくさんできてほんとによかった。最後はどんな形であれ報われて幸せに終わってくれますように。後味悪い終わり方じゃないのを祈ってます。
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