【ネタバレあり】悪魔を愛したシンデレラのレビューと感想

ヒーローの魅力とは

ヒーローが微妙です。ヒロインが追いかけると逃げるし、ヒロインの元へ来たかと思えば言いたい事いうだけ言って勝手に帰ろうとするし…。ヒーローの母が意地悪で嫁いびりとかしてきそうなので、今後のヒロインが心配になります。

借金からの

原作者が海外の人でちょっと感覚的に分かりにくいところがありますが、HQらしい作品でした。ヒーローがバツイチ子持ちのいい歳した大人なのに、言動が子供っぽいところがあって微妙でした。

大富豪の祖父の遺産を狙ってるように見えたピアに牙を向けるラファエル。でもピアは見た目通り純真だったんですよね。

孤独だったピアに突然の裕福な祖父登場。その上花婿探しまで。
その過程で知り合ったラファエロが冷たそうだけど、カッコいい。

私は好きです。

最初は「恋人のフリ」だけのつもりがだんだんと本当に惹かれあってしまうパターンの話はそれまでも何冊か読んで来てますが、これはその中でも割と良作でした。特別面白いストーリー展開ではないですが、男に騙され大失恋し、さらに天涯孤独だった女の子が実は大富豪の孫だったことが分かった主人公が、なんと可哀想。彼女に幸せになって欲しいとつい応援したくなります。

そこまで

タイトルを見て、読む前に思っていたような、そこまで悪魔なヒーローでは無かった。臆病そうな主人公が、自信家のヒーローに対して祖父を一緒に欺く提案をするのが無理やりすぎるような展開でした。