みんなのレビューと感想「オモテナシ生徒会」(ネタバレ非表示)
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今、モーレツに答え合わせがしたい(笑)
狙われた学園に転校してきた謎の少女。てっきり学生刑事かと思いきや、実はゲームの達人であった。
水木画風だけでも可笑しいのに、随所に散りばめられた漫画・小説・映画のパロディにクスリと笑ったり、大爆笑したり。いや、楽しませて頂きました。
地下迷宮ではウィザードリィまで登場するなんて嬉しがらせてくれるじゃありませんか。いや、平仮名だったからポートピアなのかなw
和田慎二と大藪春彦が好きなので色々と嬉しかったです。
ドラマ・アニメだけじゃなく原作の愛読者でなければ気付かないシーンも多数。
番外編なんてカイジ読んでなきゃ、何がなんだかわからないかも。でも、作者もそれを承知で描いているのだろうから、これでいいのでしょう。
ほとんどのパロディには気付けたと思うのですが、遥か昔の記憶ばかりで見落としもあるはず。
猛烈に答え合わせがしたくて仕方ありません。
星4つはパロディ込みの評価です。
平成生まれの方には、少々差し引いて頂くのが宜しいかもしれません。by 灑雅- 1
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4.0
奇妙な中毒性
昭和の映画や漫画のパロディの寄せ集めで成り立っているような作品。
だいたい絵柄からして、水木しげるのパロディ、というかハイレベルな「模写」なので、もう、パロディというか、何なのだ、という作品。
こんな漫画を今どき描いても、元ネタに「わかる!」となる読者は少なそうだし、そういう読者層がターゲットとも思えない。
しかし、「細かすぎて伝わらないモノマネ」的というか、「別にわかってもらえなくてもいい」というスタンスで描いている気がする。
そういう意味では、結構とがった漫画である。
正直、明確に「面白い!」と言える作品ではなかった。
だが、妙な中毒性があるのも事実で、「大して面白いとも思えないのに気がついたら全て読んでしまった」、そういう意味では、節分の豆のような漫画である。
私は水木しげるの信奉者なので、この絵柄が現代に存在しているだけで嬉しくなってしまう。
そんなわけで、私の評価は甘いかもしれない。by roka- 4
4.0