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作品レビュー
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1 - 10件目/全19件

  1. 評価:5.000 5.0

    先に前作を読んでから読もう

    前作に引き続き、面白い!
    この作品を読んだ読者は、大半が前作を読んでいると思うが、
    そちらに書いた内容と同じレビューを敢えて書かせて貰う。

    ヘタウマ調の画風も、主人公のキャラクターや話のパワフルさにマッチしている。
    実話をそのまま調理せずにまな板から皿へと移すと悲惨さ陰惨さ凄絶さなど人の心に澱を残すようなものが強く出過ぎてしまうが、この作品は(作者は、というべきか)それらを大変上手く捌きエンターテインメントとして仕上げている。
    それこそが作家でありアーティストとしての「プロの仕事」だと思う。

    4.5点を付けたいが、端数設定がないので、前作星4つ、今作品星5つとさせて貰う。

    これから読もうか迷っている人には
    「迷うなら読め!」と伝えたい。
    (ただし、前作を読んでから(笑))

    • 22
  2. 評価:5.000 5.0

    共感する人の多さが感慨深い

    レビューを拝見していると、高評価&共感されている方のほとんどが「長女かつ男兄弟がいる」という点に苦笑してしまいました。
    かくいう私も似たような境遇で育ち、ヒロインに大変共感しています。(笑)
    30歳前後の頃、「もしかしてウチの母は毒母だったのでは?」と気付き、そう思えてからは随分と気が楽になったものです。

    それから、更に長い月日が経ち・・・。
    今、ようやく母との関係は修復されつつあります。
    本作のラストでは、唐突、或いは性急な終わらせ方だと感じる人もいるようですが、短編作品として仕上げるには適切だったかも。
    今、あのような和解や救いはあり得ない、と考えておられる方も、これから十数年にはお母様と違った関係を構築出来るかもしれません。やっぱり母娘なのですから・・・。

    • 7
  3. 評価:5.000 5.0

    好みは分かれるかもしれませんが

    久しぶりに読み、3話の時点ですでにホロリときてしまいました(笑)
    やはり、この時代のメジャー作家は話作りが上手いです。
    他のレビューを見て、若い世代の受け止め方に随分ギャップを感じ、ある意味、衝撃を受けました。

    令和の世の中で考えると荒唐無稽かもしれませんが、昭和末期にはそれなりにリアリティのある作品だったんです。
    もちろん、現実には真似出来ないような部分はフィクションならではの夢、ロマンです。

    痛快、快男児を地でいく金ちゃん。
    ごちゃごちゃ細かい事はいいから、1人でも多くの読者に漢(おとこ)の心意気を感じとって貰えたら嬉しいです。
    この作品が描かれた当時であったら星5はつけなかったと思いますが、粗製乱造の駄作が氾濫する昨今においては、秀逸な作品だと感じます。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    時代にとって必要な作品

    本作品に描かれている諸問題は日本国内だけの話ではない。ここ数十年において世界的に発生している事だ。そしてそれはいつの間にか、じわじわと数を増やし、近年の急増ぶりは社会全体として看過出来ない、非常に重要な課題であるはずだ。

    本作品に登場するのはもちろん極端な事例だが、程度の差こそあれ、必要なコミュニケーション能力の獲得や精神的成熟がスムーズにいかない成人達が、現在、一定数以上存在するのは事実だ。
    という事は、この問題は各家庭や個人の責任を云々するのではなく、家庭や個人がそういう生き方に陥り易い要因が社会のどこかにあると考えるべきだ。

    現代社会のどこかに統合失調症を発症しやすい要因が複数存在しているのだ。発症者や家族の自己責任という言葉で、問題から目を背ける事は簡単だ。しかし、今、私達は刮目してこの社会病理に真剣に取り組むべきなのではないか?

    その為には、まず「事実を知ること」「真実から目を背けないこと」が重要かつ必要だ。
    個人の問題ではなく社会の問題として捉え、偏見を払拭し、困り果てている家族に対して微力ながらでも手を差し伸べられる隣人になりたいものである。

    少しでも多くの人々へ、事実を伝えるための手法として、本作は非常に意義深いと感じた。
    まさに、時代が必要としている作品だろう。

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    少し残念

    前2作品は非常に笑わせてもらいましたが、今回はネタの魅力よりもキャラクター達の魅力が強くなり、「笑わせるネタ」はパワーダウンのように感じました。

    正直、どのシーンも特別笑えなかったです。淡々と読み進めてしまいました。

    この作品、または作者さんのファンだ!という方以外には、強くはお勧めしません。
    前2作品が非常に秀逸だった為、期待値が高すぎた面はあるかもしれません。
    星3つは流石に辛口過ぎかもですが、3.5〜3.8くらい。
    星4つには届かない印象です。

    しかし「完結編」とした潔さは評価したいところ。
    あくまで「シリーズ完結の為の作品」としてみるならば、キャラを積極的に動かしたこのストーリーで良いのかもしれません。

    • 2
  6. 評価:4.000 4.0

    今、モーレツに答え合わせがしたい(笑)

    狙われた学園に転校してきた謎の少女。てっきり学生刑事かと思いきや、実はゲームの達人であった。

    水木画風だけでも可笑しいのに、随所に散りばめられた漫画・小説・映画のパロディにクスリと笑ったり、大爆笑したり。いや、楽しませて頂きました。
    地下迷宮ではウィザードリィまで登場するなんて嬉しがらせてくれるじゃありませんか。いや、平仮名だったからポートピアなのかなw

    和田慎二と大藪春彦が好きなので色々と嬉しかったです。
    ドラマ・アニメだけじゃなく原作の愛読者でなければ気付かないシーンも多数。
    番外編なんてカイジ読んでなきゃ、何がなんだかわからないかも。でも、作者もそれを承知で描いているのだろうから、これでいいのでしょう。

    ほとんどのパロディには気付けたと思うのですが、遥か昔の記憶ばかりで見落としもあるはず。
    猛烈に答え合わせがしたくて仕方ありません。
    星4つはパロディ込みの評価です。
    平成生まれの方には、少々差し引いて頂くのが宜しいかもしれません。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    博戯の妙を描く

    宝クジやルーレットのように運任せの賭事(とじ)に対し、麻雀やポーカーなど賭ける者が主体的に勝負結果を左右するのが博戯(ばくぎ)。

    知恵をふり絞り、欲望を制御し、全身全霊で勝ちを取りに行く。人間の本質が剥き出しにされ、人間性の全てが試される。
    そんな博戯の醍醐味、魅力と、危険性を垣間見る事の出来る作品である。

    知的ゲームとスリリングな冒険を好むタイプには、是非一読して欲しい。

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

    レビューが1と2混ざりまくってる(笑)

    こちらが1、ベーグルの話は続編の2ですが、こちらでベーグル話を酷評されてる数々のレビューは、広告→課金狙いの「中身のない話」によっぽど腹が立ったのでしょうね。お気持ちはわかります(笑)

    狙い通りに広告から来て先に2から読みましたが、1はまだ2よりはいくらかマシな印象です。
    1は新人営業マン奮戦記として、まぁそこそこ読めるかな。このあと、一般には知られていないような大手パン業界内部の蘊蓄などを知ることが出来る漫画に成長すれば面白くなる事でしょう。
    まぁ、2を読んだ限りでは、まったく期待は出来ませんが。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    プロの仕事だ!

    面白かった!

    無料広告で見かけ、どうせよくある実話エッセイ系だろうと、粗探しの斜に構えた視線で読ませて頂いたが、良い意味で予想を外された。

    ヘタウマ調の画風も、主人公のキャラクターや話のパワフルさにマッチしている。
    実話をそのまま調理せずにまな板から皿へ移すと悲惨さ・陰惨さ・凄絶さ等々人の心に澱を残すようなものが強く出過ぎてしまうが、この作品はそれらを大変上手く捌き、エンターテインメントとして仕上げている。
    それこそが、作家でありアーティストならではの「プロの仕事」だと思う。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    日常の隣にある非日常

    お試しで読んで以来、ずっと先が気になり続け、、、。
    それでも数ヶ月我慢していましたが9話まで配信されたそうなので、それくらいの分量があるならと会員登録に踏み切りました。

    孤独死やゴミ屋敷が珍しくなくなりつつある昨今。他人事ではないと考えさせられます。
    特殊清掃現場のリアルな情報は非常に興味深く、今後、もし何か不慮の事態に遭遇した時にも、心構えのようなものが出来る気がします。

    やや誇張や脚色された箇所もあるかとは思いますが、学術的記録や報道ではなく、あくまでエンターテイメントですから許容範囲だと思います。
    特殊清掃現場ならではの体験や情報を発信して欲しいです。続編も楽しみにしています。

    • 0
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