4.0
葛藤。
桃は、故郷のために鬼の生贄になるべく生まれ育ってきた。
本人は知らずに。
故郷の人たちは、自分たちの平和のために生贄を出そうとするけれども、桃は鬼のことを理解した上でそばにいたいと思う。
桃のそばにいたいというのは普通の人間が考えるようなこと。
鬼からしてみたら、そんな中途半端なものではなくて。。
鬼である深麓には時間がないから。
深麓ばかりに無理をさせているという周りの人たち。
心がないと思っていたのに、心動かされる深麓。
そして自分ができることはないのかと葛藤ばかりの桃。
そう考えると、人間は勝手ですね。
桃は人間だけど、鬼に近い気持ちを持っているのかなと思います。
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