4.0
昔の話だけど
女を売り物にして、買う人がいたなんて信じられない現代ですが、怖くて可哀想な話だと思いました。絵は綺麗で読みやすく、嫌な人の表情が、悪役らしく書いてあって本当に憎たらしいです。なんだか幸せな結末にはならない気がする。
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女を売り物にして、買う人がいたなんて信じられない現代ですが、怖くて可哀想な話だと思いました。絵は綺麗で読みやすく、嫌な人の表情が、悪役らしく書いてあって本当に憎たらしいです。なんだか幸せな結末にはならない気がする。
遊郭のお話しもたくさんあり主人公が遊女という境遇から健気に生きていくお話しもたくさんあります。こちらのお話しは何もわからず良い話しだけ聞いて売られたらこう思うだろう、きっとそれが普通の反応ではないだろうかと思いました。色々教えてくれる所ならばまだいいのかもしれないけど詳しく教えてもらっていなくて相手をしたら怖いと思いました。
花魁の物語はたくさんありますが、ノンフィクションと書いてあったので、読みました。
実在した花魁春駒の日記をもとにしたお話です。
2~3年で家に戻ることができるとか、お酒の接待だけで借金を返すことができるなど、騙されて売られた女性がたくさんいた時代…。
つくづく、今は幸せな時代なのだと思います。
花魁話は、幾太もあるなか、人間の欲望を剥き出しにした表情が、臨場感があり、怖い((( ;゚Д゚)))
読んでいてすごい切なくなります。この環境で生きて行かなければならない。郭の主人たちに搾取される日々。これでも昔の女郎たちの中ではいい生活の方なんて信じられない。
女性差別が激しい時代のストーリーて、現代に生まれて良かったなと思いました。
ただ、エロシーンの男性の描写が、化け物のようで、嫌悪感を感じました。それが狙いなのでしょうが、課金して読む気にはなりませんでした。
せつないけれど、実際にあったことなんだろうな。結構話数があるけど、相変わらず仕事に馴染めず?に早く帰りたい。やる気ない。という感じが、こっち系の物語では珍しいような
昔こんなことが許されてたなら日本という国はおかしなところだったんですね。貧しいからって自分のこを売るなんてありえない
花魁のみんなそれぞれが強いと思います。主人公はもちろん個人個人弱く見えてもしっかり強くなっていくのがとても惹かれた。
春駒さんも紫君さんも花山さんも清川さんや千代駒さんも根が強くて本当に花魁なんてしてて欲しくないと思いました。
それぞれの理由があり食べ物も少なくてその中で必死に稼いでるというのがとても胸を締め付けられて、やりたくない事を自分の身体を売ることをするなんて本当に最低な仕事ですよね…。
それでも生きていけないというのが題材になっていて現代の方がいかに生きやすいか実感させられた。もちろん比較する事では無いかもしれないけれどとにかくきつい仕事なのが目に見えてわかる作品。
でも、花山さんが愛する人と逃げてでも共にしていたのは結構感動しました。
生きてて良かったです。
お母さんのシーンについては鳥肌がたちました..ご主人はとにかく気持ちが悪いです..
ついでに、千代駒さんと春駒さんが「ふふふ」と言いながら日記について話してるのは面白かったし、そこに「処女処女処女処女処女処女処女……」と延々と描き続けている春駒さん面白かったです(笑)
ちなみに私は春駒さんの馴染みの村田さんが結構かっこよくて地味に面白くて好きです。
実在の春駒さんの日記を元にしたお話です。
実話なだけに、このような境遇に置かれた人達がいたと思うと悲しいです。
主人公が暗いとかやる気がないといったレビューも多いですが、実際の遊郭の現実はそんなものなのでは?と思います。
何をするかも知らされずに、いきなり客の相手をさせられて、すぐに前向きに仕事なんてできなくて当たり前かと。
華やかな花魁物が読みたいかたには向かない作品でしょう。
私は興味深く読めたので、最後まで読みたいと思います。