【ネタバレあり】JKハルは異世界で娼婦になったのレビューと感想（2ページ目）

たくましい女の子。いやかっこいい女性のお話。
異世界転生した先が男尊女卑な世界でもしぶとく生き抜くハルちゃん（主人公）がとってもかっこよかった。

タイトルは一旦忘れて読んでほしい

タイトルから敬遠する方も多いかもしれませんがもったいないです。

主な舞台になるのは異世界の娼館なので、女性には悔しい描写もでてきますが、主人公のハルの思いがけない強さ、現状を悲観せず逞しく明るく生きようとする姿に惹かれます。
対照的に転生と男性優位の恩恵を受けまくっている同級生の生き方の薄っぺらさ、鬱憤を自分より弱い女性にぶつける男達の下劣さよ…
あれっ、これ異世界なんだよね？途中何度も思ってしまいました。
いろいろ奥深い物語なので、ぜひ無料分の最後までは読んでみてほしいです。

ハルの独特の語り口は好き嫌い分かれるかもしれませんが、JKだからこその一途さや、未来の可能性を諦めない、からっとした明るさがあったから、悲惨な世界に変化をもたらす少しの希望を見いだせる気がします。

ハルの生きる姿がいい！

異世界で生きていくために職業を選べない中、知恵を振り絞って活路見出していく強さがかっこいい。
エロ要素もあるけれど、それ以上に逞しく生きてるハルの姿に感動します。
どんな場所でも生きていく人はこういう思考なのかな。

１回の無料で6話読めるし、大量無料だしで読み出しら⋯凄かった⋯
もう色んな感情で読んだ。
胸くそ展開が多いのは事実だけど、もうそれを上回る展開を見せてくれる。

モヤモヤが残る最後だったのがなんか納得できなくて☆マイナス１

モノローグが良い。

転生後の異世界でJKハルが送るファンタジーストーリーとしては、正直、かなりエグい設定。
逞しく明るいハルを応援しながらも、なかなか先が見えないまま進みますが23話辺りから兆しが漂いはじめます。
タ◯ンティーノ映画よろしく怒涛の終盤を迎え、“救われ感”のある後日譚迄含み73話まで面白く読みました。

ハルのモノローグに牽引されて物語は進みますが、JK口調で語るハードコアな状況はペーソスを帯びつつもユーモラス。
そのモノローグが大半を占めるにも関わらず、小説がベースにある為なのかリリックでGood。
絵、セリフとも上手く構成されていて良い作品だと思います。

ただ、青猫亭マダムの設定を始め娼館や娼フという存在に対して、＜健気に明るく頑張っている＞というフンワリとしたイメージだけの前提にとどまっている点が“青年漫画”なのかな？
折角“青猫”（萩原朔太郎・詩集）なんて文学要素を盛り込んでいるのだから、そこら辺の悲哀にもう一捻り欲しかった。

最後まで読め、傑作だぞコレ

ああ、ハルは神話に出てくる最初の女＝娼ふ（※何故か漢字だとガイドラインに引っ掛かる）になったというラストなんですね
ちゃんと描かれてないけど銀髪オジサン魔王に愛を伝えて、
彼とそしてこの異世界を救ったのでしょう。
最後に出てきた眼鏡教師の語るこの世界の成り立ちも良かった。あのクソチャラ神様は最初の少年で、たぶん魔王は神様の血縁なんだと思います。ハッキリ描かれてないけど。世界観の構成も、ハルの能力がわかった時の１話からの伏線回収も見事でした。

でもでも、やっぱり千葉のあの照れ笑いがベストシーンです。千葉、なんだお前。めっちゃ好きだ。良いキャラすぎるわ。ダメなとこも含めて出てくるの楽しみでした。

おもろい

缶蹴り大会楽しそう！異世界のスポーツって言うのが面白い。同級生との千葉とのやり取りもなんだかんだ面白い。

13話まで読みましたが受け入れられなかった。
女性とは何だろうか。見ていて悲しく嫌な気持ちになる。絵は嫌いじゃない、主人公が性格たくましいのはいいけど、根本的に見ていられませんでした。

続きが読みたい

ハルちゃん可愛い。
絵が綺麗だし話の展開も良くて引き込まれました。
男尊女卑な話は好きじゃないけど、この作品は最期まで読んでしまった。
是非ともこの話の続きを見せて欲しいところ…
ハルちゃんの恋の行方が知りたい。

異世界モノだけど、異端

ハルは、現実を受け入れつつも、常に前向き。効率よく稼ぐ一方で、周囲からの情報を得て、考えている。男尊女卑の世界観での、男性のための仕事では、ハルのように冷静に勘定できなけれど、好きなように扱われていまう。応援したいよ、ハル！