【ネタバレあり】限定偽婚～1年間の夫婦～のレビューと感想（8ページ目）

良くある偽装結婚で主人公達が相思相愛になり本物の結婚に至る話しかと思いきや、少子化対策の国家プロジェクトの一環だったと言う予想外の展開。他にない切り口の作品でした。

おもしろい

何となく手に取った作品だったけど、人間模様が短編の中に凝縮されていて引き込まれます。1年間の内容が物足りなさを感じる事なく次の展開へ…。相手の真をつく関係まで作り上げるのに契約を完璧に全うするあすかがすごい！

偽婚の果てに待つのは絶望or希望か？

　この作品の主人公は、一年間限定の偽の結婚生活のパートナーを請負うことを専門とする公務員たちで、女性も男性も存在する。
　最初に偽婚請負人として登場してくる明日香が、特に印象に残る。　一話目で、明日香と一年間限定偽婚をした聖は、過去にトラウマを抱えていた為に結婚に対して懐疑的だった。聖は、母親を裏切り家庭を顧みなかった父親に絶望して、結婚に希望を持てずにいたのだ。しかし、入院中の余命わずかな母親を安心させてあげたくて、母親が亡くなる前に、嫁として明日香を母親に会わせたかったのである。そんな聖に対して、明日香は優しい心遣いで寄り添うのである。
　実は、明日香もまた、聖と同じような過去のトラウマを抱えていて、聖の気持ちが理解出来たのだ。明日香と聖の生い立ちは似ていた。
　明日香の父親は不倫をして家を出ていって、父親に捨てられた悲しい想いを引きずる明日香もまた結婚否定派だったのだ。
　そんな二人は、いつしか思いやり合えるようになり、聖は、明日香との心温まる日々を重ねるうちに、結婚っていいな、と感じるようになっていく。
　一年間の偽婚生活が終了して、二人は予定通り離婚する。だが、二人の心にはお互いへの想いが残ることになる。数年後、再会するのだが､､､
　再会した聖は、かつてのように結婚に対して頑なに懐疑的な面影はひとつもなく、柔和な表情であった。聖の心を縛っていたものから解き放たれて、むしろ、結婚して温かい家庭を築きたいと思うようになっていたのだ。
　数年の偽婚請負人の仕事体験を経て明日香の心にも芽生えるものがあった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さて、明日香と聖は、どのような答えを出すのだろうか？
　この作品はそれぞれのエピソードの切り口が上手く、人との運命的な出逢いと人の心の変遷、成長、人生の節目の決断などを深く考えさせられるもので、後からジワジワ熱く胸にくる、とても興味深い作品だった。
　人は生きながら成長して生まれ変わることが出来る、全ての人が幸せでありますように、と強く思った。

いい！

恋愛の形、夫婦の形はそれぞれでいいんだっておもわされた。夫婦関係うまく行かなくて悩んでたけど
元気出ました

深刻な問題へ斬り込んだ作品

なかなか斬新な企画を政府が、そして公務員が仕事としてあたる…すごい今までにない発想。でも、そんなのあり？って感じも否めない。１件１年、ってそんな地道な少子化対策？って効果あるのかな〰️？
そんなこと考えないで読んだ方が楽しめるかしら

ありえないと思いつつも

どんなとんでも設定だよwなんて思って読み始めましたが、キャラクターそれぞれの事情とか心情に共感して続きを読む手が止まりませんでした。
こんなサービスが本当にあるなら受けてみたい。

良い作品

契約結婚にありがちなストーリーと思いつつ読み始めましたが違った!
ギフトの券もあり男性の主人公の話も数話、読みました。
偽装結婚を申し込んだ相手が本気になってトラブル事はないのか?
との疑問はありますが、心温まる作品で気に入りました。

熟考

最初の１２話設定ガバガバジャンと思ったらまさかの結婚したいと思わせるのが目的と言う驚き。私が明日香だったらしんどそう

予想と違った

途中までですが、最後明日香が本当の結婚をしてしまったので、これからどうなるのでしょうか？
主人公が変わるのか気になってます。
それぞれの事情がありそうでおもしろかったです。

結婚、この仕事の意味とは？

明日香さんは、1年間の契約結婚で、本当に結婚したくなるようにさせるって仕事してる。なんでもそうだけど(子どもでも)人の気持ちを変えるって相当難しいけど、1年でその人の背景を読み取ってそれぞれに対応するってすごいね！明日香さんにも幸せになって欲しい。なかなか先が読みたくなる漫画ですね。