【ネタバレあり】放置児たち ～ある日、親は消えた～ 美紗登傑作選IIIのレビューと感想

連鎖

親にされた事は子供にもしてしまう。
親がしてくれた事は子供にもしてあげる。
愛されないで育ったら愛され方を知らないし、愛し方も知らない。この先を幸せにとどこかで期待をしてしまう。

少なからずこうゆうケースは実際にあるんだろうなと思うと悲しくてたまらない。
どうして実の子供を放置できるんだろう。
腹立たしいけど、最後は悲しい結末にならなくてよかった！

現実にあるんだろうなと思うと怖くなり、とても考えさせられました。
親に虐待された人で、私も子供に同じことをしてしまうかも、と悩む人は、きっと大丈夫なんじゃないかと信じたいです。

トラウマ

子供の頃、母親に捨てられてしまった過去があると、トラウマになってしまうのだなぁ、と思いました。
母親にも、いろいろ事情があったのでしょうけれど、小さくても、子供にも人格がある。

この作品

この作品は今の現代を写し出すような作品かと思います。なんだか身近にいるのが実写番でなんとも言えない作品

なんというか、現実でも起こっていることだろうな、、、と考えさせられる。貧困の連鎖や虐待の連鎖という言葉があるけれど、どこかで絶ちきれることを願う内容。

切なくて切なくて泣けてきます。実際だったらどんなに悲しいかな・・と考えさせられました。今後の展開期待してます。

こういう親が本当にいるかと思うとゾッとしますが、きっと現実にあり得る話なのてしょう。子どもに罪はないのに。

何で母親は子どもたちを置いてどこかへいってしまったのか、、気になります。
子どもたちを気にかけてくれる伯母さんがいることが少しもの救いです。

自分が昔親にされた事はいつまで経っても例え親がどうなっても心に傷を負い続けてしまい、同じ立場になると主人公のように“自分の親と同じように子供にしてしまったら…”と親になる事に対して恐怖心を抱いてしまうの、あたしも似たような経験があるので物凄く共感でき、1話から7話まで一気に読んでました。