【ネタバレあり】[小説]オメガの恋は秘密の子を抱きしめる ~シナモンロールの記憶~【特別版】(イラスト付き)のレビューと感想
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心優しく健気な主人公に涙
ヨーロッパのエストニアを舞台にした情緒あふれる作品です。
アルファで貴族のギルバートとオメガで雑貨&カフェの店主の真雪は、身分の違いとギルバートの事故のせいで仲を引き裂かれます。
ギルバートは記憶喪失になり真雪のことを忘れてしまい、産まれた子供はギルバートの父親である伯爵に取り上げられてしまいます。
二度と会うことは叶わなくても遠くから2人の幸せを祈る真雪。
息子・ルウミの誕生日に毎年シナモンロールとお菓子を焼いてひっそりと1人で祝う姿に泣けちゃって…
数年後、伯爵から白血病のルウミに血液の提供を求められ、対価として2人の側で働くことを望みます。
あらすじを読んで、優しいギルバートと可愛いルウミが真雪のことをだんだん愛する様になるのね、ふむふむ…と思っていたのですが、ギルバート、結婚しちゃってて奥さんいるし!
そしてルウミは乱暴で「オメガなんて人じゃない」なんて言う様なカワイクない子に育ってるしで私めっちゃショックでした。
ルウミの態度は母親(とされている)メアリーのせいだし、本当は優しい子ではあるのですが。
それにギルバートとメアリーも形だけの夫婦とは言え、私は不倫は嫌いです。
メアリーは傲慢だし性格も良くないけれど、夫にも本当に好きな人にも別に愛する人がいるという可哀想な人ではあります。
でもなんと言っても一番傲慢で身勝手なのは伯爵。
この人のせいでみんなが不幸を背負い込む羽目になったんですから。
ラストは幸せが溢れていて微笑ましいですが、伯爵までが幸せってなんか納得いかないわ。by ウォーターリリー- 0
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5.0
泣けた
結構辛い場面が多かったのですが、絶対ハッピーエンドだと信じて読みました。真雪が不憫で泣けてきました。
好きなんです、薄幸受。
健気に生きる姿、、、小さなお家に猫と一緒に暮らしていて。かつてそこは甘い香りに満ちた幸せの隠れ家だった。泣けたわー。
途中からは幸せの兆しが見えましたし、悪役連中が後悔していた上にバチが当たってざまぁ〜です。by かむさび- 0
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5.0
お伽話みたい
評価高いので読んでみたら、おとぎ話みたいに綺麗で優しいストーリーでした。もうこれでもかっていうくらい真雪が優しくていい子です。そして、美味しそうなパンや料理の数々、エストニアの美しい街の風景、可愛い手芸小物や工芸品、少女気分にどっぷり浸れます。シナモンロール食べたくなる。
健気さにこれでもかとばかりに泣ける場面満載ですが、オメガバースにありがちな下品なシーンや暴力的なシーンはないのが良いです。
エロ要素は少なく、ひたすら綺麗で優しくて、読んだ後幸せな気分でいっぱいになれます。by 匿名希望- 0
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5.0
切ないお話
あらすじやレビューを読んで切ないお話だとわかっていたのですが、好きな人と結ばれて目の前で事故に遭うところを目撃するだけでも辛いのに記憶をなくして主人公のことを忘れられてしまい、子供まで奪われてどこまで不幸な人生を歩くことになるのだろうと涙が止まらなかったです。
by 匿名希望- 0
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5.0
攻めが記憶を失いながらも受けへの一途な気持ちや、受けの番に対してや母親としての愛情に切ない気持ちにさせられます。
最後明らかになるギルバードの父親のエゴには呆れ、その被害者であるアノ人には同情あれどそれまでの態度のせいか苛つきますが、メインである三人が無事幸せになれたので、星5つです。by 匿名希望- 1
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5.0
せつない愛
あらすじを読んだ時から切なさ全開のお話だな…って思い、試し読みしたらますます続きが気になったので購入しました。
オメガなりの苦悩や身分の差でつらい事もあるのに、愛した相手と子供のことを思い懸命に生きる主人公が健気でした。by 匿名希望- 0
4.0